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野菜より“肉”を最初に食べる方がダイエット効果が高い?健康の新常識

50代を超えると健康の悩みは尽きない。世は健康食ブームだが、良かれと実践していた食事法や健康食品でカラダに害が及んでいたとしたら……。最新研究で導き出された食の新常識を総ざらいするとともに、健康寿命を伸ばす最強の食事術を徹底リサーチ。120歳まで長生きできるカラダを手に入れろ!

“糖質摂取量の絶対的ルール”とは?

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写真はイメージです(以下同じ)

カラダを動かすエネルギーとして最重要栄養素でありながら、付き合い方が非常に難しい糖質。医学博士の満尾正氏によると、120歳まで生きるためには“糖質摂取量の絶対的ルール”があるという。 「世界の臨床栄養学界での最新コンセンサスとして『摂取カロリーの半分は糖質で補う』のが最適解。それ以上でも以下でも健康リスクにつながるというのが結論です。 しかし、米を主食とする日本人の多くが総摂取カロリーの約7割を糖質でまかなっているのが実情。運動量が多くないデスクワークの方なら糖質は一日200gが適量です」

体内で糖をつくる「糖新生」で脂肪燃焼

「しかし、糖質を抜きすぎると代謝が落ちて太りやすくなるだけでなく、慢性的な低血糖による頭痛や倦怠感、動脈硬化リスクが急激に上がることも証明されています」 急激な血糖値上昇を抑えるために、炭水化物の前に野菜を食べる“ベジファースト”を実践している人も少なくないだろう。 しかし、最新の研究では肉を一番最初に食べる“ミートファースト”のほうが健康効果が高いことがわかった。
120歳まで生きる食の新常識

この表を見てわかるとおり、何も考えず3食食べていたらすぐに適量を超えてしまう。多くの日本人が糖質を取りすぎていることがわかる

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“ミートファースト”の健康効果
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