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「カラダの酸化」が死に直結する病気の原因になる。積極的に取るべき“抗酸化作用をもつ食べ物”とは?

50代を超えると健康の悩みは尽きない。世は健康食ブームだが、良かれと実践していた食事法や健康食品でカラダに害が及んでいたとしたら……。最新研究で導き出された食の新常識を総ざらいするとともに、健康寿命を伸ばす最強の食事術を徹底リサーチ。120歳まで長生きできるカラダを手に入れろ!

血管を構成する細胞が酸化してもろくなると…

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写真はイメージです(以下同じ)

120歳まで生きるために避けては通れないのが「カラダの酸化」問題。管理栄養士の浅野まみこ氏によると「特に酸化の影響が出やすく注意すべきなのが、全身に張り巡らされた血管」だとか。 「加齢による機能低下があるとはいえ、本来血管というのは100年機能する臓器。血管を構成する細胞が酸化することでもろくなり、動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞、くも膜下出血など、死に直結する疾病の原因となってしまいます」

“抗酸化作用”をもつ食べ物を積極的に取る

体内には酸化を防ぐメカニズムはあるものの「原点にして最強」と識者が口を揃えた対策が、“抗酸化作用”をもつ食べ物を積極的に取ることだ。 「抗酸化を謳う健康食品もあまたありますが、本当に“効く”抗酸化作用をもつ成分は野菜からしか取れません。 その代表格が緑黄色野菜。ニンジン、カボチャ、ほうれん草などに豊富に含まれるカロテンに体内の活性酸素を減らす強い抗酸化作用があります」(医学博士・満尾正氏)
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調理方法によっても酸化度合いが大きく変化
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