現役スカウトが語る「女性をAVに沈める主流は“劇場型”」
都条例により、街角でのスカウト行為が禁止されて以降、苦境に立たされるスカウトマン。その結果、一人あたりの単価を上げるため、“劇場型スカウト”が業界で主流になりつつあるという。劇場型スカウトとは、何か?
「キャバクラや風俗にオトしても大した金額にならないため、AV女優にするのが一番。そこで、カネになるとわかったかわいい女のコを見つけたら、僕らはシナリオと役者を用意して、そのコをハメるんです。まさに“劇場型”ってヤツですよ」
そう語るのは、現役スカウトマンのA氏だ。この劇場型を使うのは、AVの出演料が1本1000万円以上になるクラスの女のコ。通常1本50万~100万円と言われるAV出演料からしても破格のコと言える。
「まずそのコをスカウトした時点からシナリオは始まっていて、簡単な(アイドルなどの)芸能活動をやらせて価値を上げるんです。もちろん、プロダクションの社長やマネジャー、撮影会などのスタッフ、客も俺らが用意した役者です。それで、タイミングを見計らって、“会社経営が苦しい”などと言い、AV出演を持ちかける。女のコは“今までお世話になったし……”と情もありますからね。こっちのシナリオどおりに動いてくれますよ」
シナリオで用意された架空の撮影会などでも、AV出演時には「アイドルの●●がAVデビュー」と謳う。本当にファンが付いたら、プレミアが付いてAV出演料はハネ上がるというわけだ。
AV女優が身近な職業になったと言われる昨今。とはいえ、女性がカメラの前で脱ぐには抵抗があるのも事実だ。女性を脱がせるために、“劇場型”を演出する男たちの苦労は耐えない。 <取材・文/甲斐仙一>
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