東京おもちゃショー2015[美人コンパニオン]画像集
日本最大のおもちゃ見本市「東京おもちゃショー2015」が東京ビッグサイトにて開幕した。21日までの開催で国内外149社が参加し、約3万5000点の玩具が出品される。今年で54回目を迎える歴史あるイベントだ。
おもちゃの最新トレンドを知ることができる同イベントでは、今年も北陸新幹線やドローン、スマートウォッチなど流行を反映した数々の玩具が展示されている。タカラトミーは、本物のリニアモーターカーと同じように磁力で浮上し走行する「リニアライナー」を開発した。スケールスピードで時速500kmを実現したという。写真に収めるのは困難で、目で追うのが精一杯だった。
また、「スマートウォッチ」や「妖怪ウォッチ」に端を発したのか、子どもの玩具にも「ウェアラブル」の波が押し寄せている。セガトイズの女児向け玩具「Jewel Watch」ではタッチパネルで操作しゲームを楽しめる。腕時計のように装着し、写真を撮影したり音声を録音することもできるのだとか。
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もちろん「おもちゃショー」には、オトナの男性諸氏の欲望を満たす玩具だってある。タカラトミーアーツの「ソニックアワーポータブル」を持ち歩くと、超音波でいつでもビールに極上の泡をつくることができる。うまいビールは、キメ細やかな泡で旨みと炭酸を逃さず、おいしさをしっかりキープするといわれる。
エポック社のブースでは、今年で57周年を迎える「野球盤」の歴代作品が展示されていた。初代が誕生したのは1958年で、長嶋茂雄が巨人軍へ入団した年と重なる。当時の野球盤は木製で手作りだったそうだ。そして漫画「巨人の星」がスタートしV9時代を経て、1972年に初めて「消える魔球」が導入された。担当者によると「今までで一番売れたのは1974年のモデル」で、ちょうどこの年には長嶋茂雄が引退を宣言している。そして現在の野球盤には「3Dピッチングシステム」が搭載され、投手のボールが空を切るリアリティーを再現している。
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タカラトミーの「黒ひげ危機一発」からもスター・ウォーズやレイザーラモンHG、マツコ・デラックスなど、世間の流行を反映したコラボバージョンが発売されているように、まさにおもちゃは「時代を映す鏡」である。
2014年度の玩具市場は、7,367億円と過去10年で最高を記録している。「妖怪ウォッチ」が社会的なブームとなり、「アナと雪の女王」の関連商品も人気を集めたことから市場を牽引していったようだ。少子化が叫ばれる昨今だが、大人もおもちゃの虜にさせてしまうというのがヒットの秘訣と言えそうだ。
20日、21日の一般公開では様々なステージショーも予定されており、入場は無料だ。アニメや特撮、漫画が好きな人も楽しめるので、週末は最新のおもちゃと懐かしいおもちゃの世界に飛び込んでみるのもいいかもしれない。
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●東京おもちゃショー2015
http://www.toys.or.jp/toyshow/
<取材・文/北村篤裕 撮影/西田周平>
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