第85回

02年9月25日「一生遊んで暮らす方法」

・ウェッブ上に連載していた『ひらきこもりのすすめ』という企画が完了。したので今日は講談社の編集者、田中さんと打ち合わせ。これをもとに、本を作ることになった。

・新しい時代の生き方のコツみたいなことを毎日10分、3カ月にわたって書き続けたわけだが、自分の考えを書くだけではなくいろいろなメールを紹介したり、それに応えたりしているうちに、ちょっと変わったクリエーター論になっていった。これから1カ月こもって、徹底的に書き直す。

・ところで渡辺が就職せずに生きてきた方法を教えて欲しい、というメールが結構多かったが、連載の中では答える機会がなかった。僕の場合はただぶらぶら好きなことをやってるうちに食えるようになった、つまり運がよかっただけなので、ちょっと答えにくかったのだ。しかしこれは今ならネットを使えば運に頼らなくても、狙ってできる方法だということに気が付いた。このあたりのことは、きちんと加筆しようと思う。

02年9月26日「深作監督がゲームショウにいたとは」

・CGプロデューサーの倉澤氏から電話。この人は、こないだこの欄で紹介したゲーム『クロックタワー3』のCGプロデューサーだ。メイキングビデオも製作しているので、出演してほしい、とのこと。出たかったがちょっと時間が合わず、いったん断念。しかしその直後、また電話が。

・ゲームショウの会場内カメラが捉えた映像から、僕の顔を検索したら、ばっちり見つかったという。それも、このゲームの映像演出を担当した深作欣二監督と話しているところが、偶然映っていたのだ。声を再現できれば、これで対談コーナーができるかもしれない。楽な時代である。

・ところでその映像には肩の骨が外れたままのカプコン広報・田中さらさんが看護婦のコスプレで映っていて笑った。自分が先に看護されろ。

2004.12.03 |  第81回~

PROFILE

渡辺浩弐
渡辺浩弐
作家。小説のほかマンガ、アニメ、ゲームの原作を手がける。著作に『アンドロメディア』『プラトニックチェーン』『iKILL(ィキル)』等。ゲーム制作会社GTV代表取締役。早稲田大学講師。