第108回

03年3月16日「中野系」

・中野ブロードウェイに暮らす楽しさを堪能してる。本、CD、DVD、カード、フィギュア etc…あらゆる趣味製品は徒歩30秒で見つかる。ていうかどれもすぐに見に行けるのだからもはや買う必要もないかも。それか、買いまくって飽きたら自分の店で売ればいいのか(<そういう店じゃないけど)。

・例えば本なら、在庫がなくても取り寄せてもらえば数日で届くわけだから、ネットで注文するより早い。絶版になった小説やコミックも、各ジャンルの古本屋さんが揃ってるからOK。タイトルを告げておいて入った時に連絡をもらえばいいのである。

・ところで花輪和一の『刑務所の前』はサイバーパンクですね。村上春樹の『海辺のカフカ』と読み比べてみると面白い。

03年3月17日「Flashでテレビアニメ」

・青山のテピアホールにて、「デジタルコンテンツジャパン」というイベント。経済産業省のデジタル系プロジェクト支援システム「ジセコン」の発表会もこの中で開催されていた。企画コンテストをパスしたチームにそれぞれそれぞれ約¥1000万程度の予算をつけてプロトタイプまでを仕上げてもらうというものだ。

・Flashのみで作成したテレビ放映用アニメ、ネット上の3D空間を活用したコミックのエンジン、立体音響を利用したタイピング学習ソフト、など、など。派手ではないがじんわりと市場を作っていきそうなプロジェクトがたくさんある。たとえば日本のアニメ制作プロセスの一部分をFlashメインにすることによって、ひきこもり青少年に対するものすごい雇用効果や、放送や配信について海外も含めた新規マーケット開拓が見込まれるのである。

・一緒に審査員やってる仙頭プロデューサーと立ち話。仙頭さんも沖縄にハマってるみたいで、青山監督とりんけんバンド関係の映画撮ってるらしい。楽しみ。



・それから僕、3/29東京都写真美術館で開催される「インフォメーション・アートの想像力展」というイベントで、パネルディスカッションに参加します。僕はほとんど喋らないと思うけど他は錚々たる面子なので(偶然だけどここでも仙頭さんと同席するかも)お暇ある方はどうぞ。

・ところで僕は以前恵比寿ビール工場があった頃、すぐ近くに住んでいた。地元の人は年2回くらい「ビール工場見学会」に招待されて、もちろんビール飲み放題。あれで「新鮮なビール」というものの旨さを知った。良かったなあ。

・イベントは3/26→3/30。デジタル系、アート系の大学生の作品発表がメイン。

2005.05.14 |  第101回~

PROFILE

渡辺浩弐
渡辺浩弐
作家。小説のほかマンガ、アニメ、ゲームの原作を手がける。著作に『アンドロメディア』『プラトニックチェーン』『iKILL(ィキル)』等。ゲーム制作会社GTV代表取締役。早稲田大学講師。