第188回

11月5日「1週間小説家」

・誰にも知らせずにまたこっそり逃げている。とは言っても遊んでるんじゃないぞ。完全小説家モードで仕事。まず、プラトニックチェーン・シリーズの長編小説版『晴れときどき女子高生』。無事、書き上がった。単行本が12月には出るぞー。

・プラトニックチェーンのコミックも順調。こちらは長編版だけでなくアンソロジー版も続くことになり、12月に2冊同時発売が決まったよー。

・つまりこの年末、プラチェ関係で3冊ほぼ同時リリースになります。↓『プラトニックチェーン 第2巻』(コミック/スクウェア-エニックス)『プラトニックチェーン セレクテッド・ストーリーズ 第2巻』(アンソロジーコミック/スクウェア-エニックス)『晴れときどき女子高生 /プラトニックチェーン』(長編小説/集英社)

・さらに文芸誌「ファウスト」誌に掲載予定のショート・ショート『Hな人人』完成。今回は2本、載ります。

・続いて文芸誌「メフィスト」誌掲載用の中編も、書き上がる。ものすごく異様なものになったような気がする。帰京したら担当編集者の太田さんと良く話し合ってみようと思う。

11月6日「中野でも沖縄」

・戻ってきた。と思ったら中野でりんけんバンド。まだ沖縄気分。

・いいなあ沖縄音楽。特に音楽業界の人でこいつにヤられて移住してしまう人が多いのも、頷ける。て去年も同じようなこと書いてたかな。

11月7日「ススメます」

・スクエニの担当編集者、熊さんが『爆笑問題のススメ』からの出演依頼をつないでくれた。毎回、作家が一人出るトーク番組です。

・はい、出ます。あの番組、実は出たいと思ってた。それも、今、このタイミングに。あのレギュラー出演者の方々とぜひ話してみたいテーマが、あったのだ。ネットを回遊してる方々ならピンと来るかもしれない、例の件です。

・というわけで二つ返事(というか一つ返事)。なので渡辺浩弐はラストテロップ「交渉中の作家」リストから「近日出演予定の作家」リストへの移行があっという間だった。井上雄彦さんみたいにひっぱった方が、かっこ良かったかな……。

PROFILE

渡辺浩弐
渡辺浩弐
作家。小説のほかマンガ、アニメ、ゲームの原作を手がける。著作に『アンドロメディア』『プラトニックチェーン』『iKILL(ィキル)』等。ゲーム制作会社GTV代表取締役。早稲田大学講師。