俺の夜
疲れも吹っ飛ぶ超絶ドリンク
アツアツの餃子を頬張ると肉々しい餡から肉汁がジュワっと溢れ出る。「名物の絶倫餃子にはマムシとコブラの粉末が入っています。明日の朝、チョ~元気になりますよ!」。19歳のあやかちゃんに説明されるや、2個を一気に頬張る“猫舌”のテポドン。地獄のように沸き立つ2色の火鍋にも高麗人参や漢方が入っているそうで食欲は加速する。
女のコとの会話にも加速度がついてきたところで、真打ち登場。
「巨乳チャーハン! Gカップ!」と女のコたちが笑うそれは、乳輪に明太子、乳首に梅干しを配した丼一杯級の玉子チャーハンだ。そこに顔を埋め、育ち盛りの中学生のように唇をテッカテカにして貪るオジさん2人に苦笑する女のコ。
メートルも上がりきったところでお時間に。店を出ると目の前の某有名ラブホテルにしけ込むカップルたちが……。「この後ハイテンションのまま、怪しい店に行き、ボッタクリに遭いそうになった6人組のお客様がいますから、気をつけてくださいね~」。女のコから生々しい後日談を聞いて、気と財布の紐を締めた俺たちであった。
【真心飯店】新宿区歌舞伎町2-24-2 ニューギンザ新宿ビル1F
電:03-3208-8288
営:18時~翌6時(ガールズタイム~24時)
休:月
上海の高級ホテルで16年勤めたシェフが腕を振るう。単品料理も充実。点心類、激辛麻婆豆腐や、辛さ無制限のロシアン小籠包などのゲームメニューも。
http://ameblo.jp/magokorogirl/
撮影/渡辺秀之 協力/O氏(夜遊びガイド) 友情出演/テポドン
あっという間に師走、宴会シーズンの到来だ。俺は宴会といえば、一昨年、昨年と歌舞伎町の安キャバで経費削減を目論んだが、延長に次ぐ延長で結局、散財。「このカネで何が買えたか」を年末年始にわたって熟考した。今年も財政難には変わりはないが、もっと有意義に遊べる術はないだろうか? そんなとき、ふと浮かんだのが温泉での「コンパニオン宴会」だ。
甘美な響きは巷の男を刺激し、さまざまな想像を掻き立てる。しかし、値段を見ると、歌舞伎町で遊ぶより安い気もするが……。
「実は僕も行ったことがなくて……」。百戦錬磨のO氏も実は未体験という「コンパニオン宴会」とは何なのか? 確かめる時がきた。
我々が向かったのは熱海。東京から新幹線でわずか50分の有名温泉地に「シースルーコンパニオン」で名を轟かせる宿「離れの宿ほのか」があった。
シースルーの襦袢姿に生唾ゴクリ
「いらっしゃいませ~」。女将の丁寧な挨拶に迎えられ、チェックイン。部屋に案内されると、そこは別世界だった。日本庭園を囲むように、離れの客室が配置され、さらに奥には大小5つの温泉が。
女将の勧めもあり、宴会の時間まで温泉で汗を流す。寒さで縮んだ体を伸ばせば、腹も減る。
午後8時。個室の宴会場に行くと、料理がズラリ。地魚の刺し身やかさごの天ぷらに舌鼓を打っているとコンパニオンが登場した。
「ノリがいい人はその分だけ絶対楽しめる。だから、ここでは恥ずかしがるだけ損ですよ」とおっしゃるサリーちゃんに背中を押され、徐々にペースを掴んだ俺。バファローゲームで主導権を握り、戦利品を獲得したが、サリーちゃんに「M気質」をまんまと見抜かれ、「逆金色夜叉」の辱めを受けた。
その後、カラオケルームでの2次会に雪崩れ込み、午前0時にお開き。ふと我に返ると、O氏と俺が赤襦袢を着ているという珍現象が……。
「同じ金額払うなら、銀座や六本木で格好つけて飲むよりも、熱海で浴衣のバカ騒ぎがいい」
朝風呂でそんなことを考えた。
◆正しいシースルーコンパニオンの遊び方
【赤襦袢以外の衣装もOK】
20代を中心に80人が稼働。衣装はシースルーのほかに、花魁や、看護師などもあるので、好みを伝えよう
【ノリ良く楽しくガッツかず】
まずは乾杯。いきなりガッツくのはNG。「初めての人は女のコに任せてくれると、楽しめますよ」(サリーちゃん)
【ひたすらバカになれ】
友達の顔色なんぞ窺わず、女のコとコミュニケーションをとる。リアクションは大きく、とにかく「バカになれ!」
【離れの宿ほのか】
静岡県熱海市西山町17-62
電:0557-81-5223
料:2万5000円~(客2対1シースルーコンパニオン/2時間)
※その他、多数プランあり