夏真っ盛り。この時期になると、スチャダラパーの『サマージャム’95』の歌詞にある「夏!! クラブ!! ナンパ!! 思い出!!」が脳内で流れ始めるスパムです。とはいえ、クラブでオールなんてもう何年もやってないけどね……。朝まで立ちっぱなしなんてムリよ、ムリ。そんなことを考えていたら、六本木に一般的なクラブではない「box disco」というスタイルの新スポットがあるという情報が。そこはクラブとショーパブとラウンジを融合させたような店で、海外ではセレブの遊び場として有名なんだとか。……いまいち想像がつかないので、行ってみた。
日本に初上陸した体感型の進化系クラブ
訪れたのは、今年2月にオープンした「party on」だ。360度LEDモニターで飾られた店内の正面には巨大なステージ。インスタ女子が泣いて喜びそうな凝った内装に加えて、フロア中央には……うお、プールまである。さて、同店が普通のクラブともっとも違うポイントは、テーブルやソファ席などが豊富にそろっているところだ。別途料金(3000円~)を払えば、席に座りながらゆっくりと飲むことができる。
「席でくつろぎながらショーとクラブノリを一緒に楽しむのがbox discoのだいご味です。いい年の大人なら、やっぱり立ちっぱなしは疲れますからね」(店長)そんなフロアには、露出度の高いセクシー衣装の美女たちがズラリ! 彼女たちは、スタッフとパフォーマンスを兼任する、同店自慢のパーティガールたち。
「ショー以外でも、私たちがフロアを盛り上げています。スマホで一緒に撮影するのもOKですよ」(パーティガールのNaoちゃん)
突発的にポールダンスが始まったり女のコが無料テキーラを飲ませ回ったりと、ショー以外にもコンテンツが盛りだくさんだ。
そしてショーの時間になればパーティガールたちはステージ裏へ。店内にはブランコ(!?)が設置されてショー仕様に早変わりする。
ステージ上に生バンドが登場し、ブランコのパフォーマンスからスタート。代わる代わる登場する20人ほどのパフォーマーが乱舞し、後半になると、中国の龍舞や恐竜ロボットまでもが店内を縦横無尽に暴れ回り……。最後は六本木界隈のロングヒットナンバー「Run to you」(日本ではDJ OZMAがカバー)に合わせて、会場の客が一斉にダンシング。スパムもパーティガールに手を引かれてフロアの中央へ。隣の女性客と肩を組んで、アゲアゲエブリナイトさせていただきました。
ショーの後はまたクラブの形態に。木~土曜はエントランスフリーなので、フロアの雰囲気を楽しみつつショーだけを観るのもありだろう。複数の形態を組み合わせて遊べるのは「boxdisco」ならではの面白さ。久しぶりにパリピだらけの始発電車で心地いい酔いを感じるスパムでした。
【party on】
住:東京都港区六本木3-8-15 六本木日拓ビルB1
電:03-3403-3666
営:22:00~翌5:00
休:日曜
料:エントランス料500円(1ドリンク付き、木・金・土曜はエントランス料が無料) ドリンクは800円~
撮影/水野嘉之
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スパム 主に池袋界隈に出没。重度のタイツフェチで、レギンスに対しては反対の姿勢をとる
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