パンチラ撮影は厳禁!超小型スマホ撮影ラジコン登場
スマホやタブレットからコントロールできるハイテク玩具がにわかに人気を集めている。日本での人気の火付け役、クアッドコプター「AR.Drone」を2010年9月に発売した仏Parrotが、今年8月、2つの新商品を発売することを発表した。
今回発表された新商品は、超小型の飛行型ドローン(無人機)「Rolling Spider」と、最大80cmのジャンプも可能な地上走行型ロボット「Jumping Sumo」。価格はそれぞれ、1万2800円(税込)、1万9800円(税込)。同社の主力商品「AR Drone 2.0」の3万8880円(税込)と比べると、かなり手頃な価格となっている。
エントリーモデルとも言えそうだが、その中身は高度なセンサーが多数詰め込まれており、操作はシンプルで簡単。静止画・動画の撮影も可能だ。
「Rolling Spider」は、本体重量55g、着脱可能なホイールを装着させても65gと驚異的な軽さ、そして手のひらサイズの小型ドローン。ボディの真下を向いたカメラ(60fps)は、静止画撮影を行えるほか、16msごとに撮影結果を照合し、飛行時の安定動作を実現している。
ホイール装着時には、地面や壁、天井をまさにスパイダーのように這って動き回り、そのまま飛ぶことも可能。モバイル端末の傾きやスワイプ操作でアクロバティックな宙返り飛行も簡単だ。接続後、手のひらから上に投げ放つと自動でホバリング、待機状態になる。
モバイル端末との接続は、Bluetooth4.0+LEで、電波の到達範囲は最大で20m。バッテリー駆動時間は最大8分。
⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/678143/parrotn_02
「Jumping Sumo」は、本体重量180g、サイズ185mm(最小143mm)×150mm×110mmの地上走行型ロボット。ネーミングの「Sumo」は、ロボット競技会の「Robot-sumo」に由来しており、つまり相撲だ。
特許取得済みのスプリングマウントシステムによる、最大80cmのジャンプは迫力満点。ジャンプに失敗したり、バランスを崩しても、すばやくホイールから着地する制御技術には驚かされた。
そして、90度直角カーブも可能な俊敏性も特徴。ジャイロと加速度センサーで慣性を制御し、モバイル端末からのスワイプ操作で90度、180度、360度ターンが可能だ。内蔵カメラを搭載し、モバイル端末でのライブビューおよび動画・静止画を記録できる。
モバイル端末との接続はWi-Fiで、電波の到達範囲は最大で50m。バッテリー駆動時間は最大20分。
両商品は、共通の550mAhのリチウムポリマーバッテリーとアプリを利用。アプリは、iOS、Androidに対応しており、10月からはWindowsモバイルに対応予定。
今回開催された発表会では、上記2商品の紹介となったが、同社はAR.Droneの後継上位モデル「Bebop Drone」の情報もプレ発表済み。1400万画素のカメラによる視野180度の撮影ができるほか、「AR.Drone 2.0」比で8倍の性能を誇るコンピューターによる最新テクノロジーが満載だという。発売は2014年内となっているが、ハイエンドモデルとしてお値段もかなりのものとなりそうだ。 ハイエンドモデルの登場を前に、まずは1万円台の「Rolling Spider」、「Jumping Sumo」から挑戦してみてはいかがだろうか。 <取材・文・撮影/林健太>
- ホイール(取り外し可能、10g)を付けたままでも飛行可能
- 手のひらサイズ。重量はわずか55g
- プレゼン中に登場すると来場者は夢中に撮影した
- 圧力センサー、超音波センサー、垂直カメラ、3軸ジャイロスコープ、3軸加速度計を装備
- 最高毎秒2m、90度のカーブ走行が可能
- 特許取得済みのスプリングマウントシステムを採用
- 広角カメラ内蔵でコクピット目線での操縦が可能
今回開催された発表会では、上記2商品の紹介となったが、同社はAR.Droneの後継上位モデル「Bebop Drone」の情報もプレ発表済み。1400万画素のカメラによる視野180度の撮影ができるほか、「AR.Drone 2.0」比で8倍の性能を誇るコンピューターによる最新テクノロジーが満載だという。発売は2014年内となっているが、ハイエンドモデルとしてお値段もかなりのものとなりそうだ。 ハイエンドモデルの登場を前に、まずは1万円台の「Rolling Spider」、「Jumping Sumo」から挑戦してみてはいかがだろうか。 <取材・文・撮影/林健太>
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