「既婚vs独身vsバツイチ」 最も不幸なのは誰だ?
40歳を過ぎて、独身を貫くことも離婚することも、もはや当たり前のように選択できる時代。しかし「40男」として、既婚・独身・バツイチで“生きづらさ”は変わってくる。既婚、バツイチ、独身のなかで、果たして誰が最も不幸なのか? ここでは、40代の既婚、独身、バツイチの方にご登場いただき、「どう生きづらいか」を存分に語ってもらった。
【既婚vsバツイチvs独身による不幸自慢座談会】
「さえないアラフォーおじさん」を自称する既婚・独身・バツイチ3人が居酒屋に集合。いつものように酒を飲みながら、大いに愚痴っていただいた。
<参加者>
●既婚代表:木下研一(仮名・42歳・プログラマー)
●バツイチ代表:馬場明(仮名・43歳・IT)
●独身代表:土門厚(仮名・41歳・広告代理店)
土門(独身):仕事に関していえば、僕が一番みじめじゃないかなあ。未婚というだけで前の会社の上司からは「無能」のレッテルを貼られていたし。
木下(既婚):あー、古い会社だと確かに「独身=半人前」として扱うような風潮があるよね。別に結婚してても、ダメなヤツなんていっぱいいるのにね。
土門(独身):そうそう。前の会社は既婚者が多かったから、共通の話題にもついていけず、社内営業も苦手だった。今は転職してだいぶ緩和されたけどね。
馬場(バツイチ):バツイチにレッテル貼りはないけれど、いちいち前の奥さんと別れたことを仕事相手や友人に話すのが面倒なんだよ。5年前に離婚したのに、いまだに結婚していると思っている人がいて、「奥さん元気?」って聞かれるたびにテンションが落ちるという、ね。
土門(独身):その点、既婚者は楽でしょ。
木下(既婚):でも、子供が熱を出したときなんかは大変だよ。もし奥さんが職場から抜け出せなかったら、「子供のために早退させてください」って僕が上司に頭を下げなければいけないんだから。けっこう言いづらいよ。
馬場(バツイチ):いや、奥さんが働いているだけ相当恵まれてるね。俺なんて元嫁が主婦だったから、給料は全部家に入れていたんだよ。
木下(既婚):僕だって小遣い月3万円だよ。ただ、お金を使える自由な時間なんてないから、貯蓄する一方だけどね。
土門(独身):金銭面だと、独身は一番気楽かな。その代わり、無駄遣いをする癖が直らなくて、この年で貯金はゼロ(笑)。
馬場(バツイチ):俺は慰謝料がキツかったなあ……。
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