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憧れの“湘南暮らし”で感じた不便なポイント――終バスが早い、飲食店が少ない、道路渋滞が多い…

「オシャレ湘南」は域内面積の1%未満。実態は外食難民だらけ

オシャレなカフェも進出中だが…

 アメリカ西海岸にありそうなレストラン、木造のコーヒーショップ…再開発により“オシャレ”なイメージがある湘南エリアだが、それもあくまで一部分にすぎない。 「海沿いに新店が出来たりして、賑やかになってはいるんですが、それだけに期待してこっちに来ると面食らいますよ。内陸にちょっと入っただけで休憩する店が無くなるので、ご飯を食べるところを探すのにも一苦労します。実際、歩いていて“食事難民”になっている人をよく見かけます」(七里ヶ浜在住・28歳男性)

自然が溢れすぎ問題。塩害、見たこともないデカい虫が……

 このエリアの魅力といえばやはり「海」だろう。天気の良い日は海風を浴びながら砂浜を歩いているだけで、これ以上ない開放感を味わえる。だが、その海風もいいことばかりではない。 「我が家は海から2分ぐらいですが、強風が吹いた次の日には、多くのものが『塩害』にやられますね。バイクは錆びるし、窓も開かなくなるしで、結構そっちのメンテナンスにお金を取られてます」(辻堂在住・30歳男性)  ではその“海近物件”を避けた人たちはどうだろうか。静かで快適そうだが、自然の中ならではのこんな事例もある。

風光明媚な民家の裏は虫だらけ。蚊対策は必須だ

「家の周りが山で囲まれているのでしょうがない部分はあるのですが、東京に住んでいた時には見なかったデカい虫と頻繁に遭遇します。近くのコンビニに『ムカデコロリ』が置いてあるぐらいですからね。虫嫌いの方はある程度覚悟して来ないとキツイかなと思います」(藤沢在住・26歳女性)
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結局はただの「郊外」
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