日本人を不幸にしているダメ習慣5つ――芸能人の不倫スキャンダルをいちいちバッシング…etc.
近年、各国で幸福度に関する研究が進んでいるが、その調査結果の中に「お互いが信頼できる社会(寛容な社会)に住んでいる人ほど、幸せを感じることができる」というものがある。だが、芸能人の不倫スキャンダルが(和を乱す行為の一環として)いちいちバッシングされる今の日本は、到底“寛容な社会”とは言いがたい。
外国人社員の証言 日本の会社40の弱点』ほか
取材・文/SPA!「日本人の不幸」取材班
― 日本人を不幸にする習慣 ―
「共同体の中の和を重んじるあまり、“内”と“外”の区別をつけすぎる――という問題点もあります。海外から日本がどのように見られているのかを過剰に気にするのも、その表れ。日本人が海外旅行先で不祥事(世界遺産に落書きとか)を起こしたりするたびに、自分が悪いわけでもないのに、いちいち『同じ日本人として恥ずかしい』などと腹を立てているようでは、ストレスが溜まって当然」
一方で、こうした感情は、日本人ならではの“高度な共感力”の表れでもある――と小平氏。
「この共感力に“目的”を与えてあげることができれば、大きな強みになります。例えばプロジェクトワークの現場で、共感力を発揮してチームの要望を引き出すことができるのは、優秀なプロジェクトマネジャーの証し。一方で、目的を持たない同調や共感が“生きづらさ”の温床にしかならないのも事実で、どんな武器も使い方次第なんですよ」
<日本人をダメにする習慣>
・周りに遠慮して好きに行動できない
・“今をつつがなく過ごす”のが大事
・芸能人の不倫を盛んにバッシング
・海外の“日本評”を気にする
・目標を持たずに刹那的に生きている
【小平達也氏】
グローバル人材戦略研究所所長。外国人社員の活用を通じた日本企業のグローバル化を支援。著書に『1
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『外国人社員の証言 日本の会社40の弱点』 外国人社員と日本人社員の「常識」の違いを物語る実例約40本を紹介 |
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