さて、オヤジはファザコン娘を狙えということは分かったのですが、問題はどう見つけるかです。それはマーケティング調査の実施です。具体的にいうと、 ①お父さん好きを調べる 「お父さんと仲がいいの？」と聞いて「仲いいよ、一緒にポケモンGOやるし」なんて、相手が答えてくれたら、それは相当脈があるというものです。父親と仲がいいコは、少なからずファザコン気味ですから。 ②家庭環境も聞いておく 　実は離婚してて、お父さんは家にいないとか、死別している。あるいは単身赴任で、ほとんど会えない。はたまた凄く厳しい父親で困っている（グレース・ケリーはこのタイプ。厳しい父親に認められたかった）、なんて場合も、ファザコンの可能性あり。ここは一歩踏み込んで、お父さんの代わりを演じようと、試みて下さい。 ③年齢差相対性理論の活用 　例えば男性が31歳で19歳の娘と付き合ったとしましょう。すると、友達は「おいおい10代の娘とかよ、これは犯罪行為だな」と、羨むことしきり。相手との年齢差は12歳です。これが同じ12歳の差でも、男性が41歳で、女性が29歳ならどうでしょう。キャバクラではよく見かける光景ですね。なんら違和感はありません。これがさらに男性が71歳で女性が59歳ならどうですか。年齢差12歳ですが、ただの年寄り同士にしか見えません。 「年齢差とは絶対的なものではなく、歳を取るにつれて、感覚的には狭まっていく」のです。これを年齢差相対性理論と言います。ですから、自分の年齢が40歳前後なら、迷わず30歳前後の女性を口説くのがよろしい。そのとき「オレが31歳のとき、あのコは19才だったんだと」自分に言い聞かせると、より興奮します、なんのこっちゃ。 　ただ問題は、30歳前後の素人女性は結婚に焦ってて、オヤジと遊ぶ精神的余裕がありません、そこで目をつけるのが、次のポイントです。 ④お姉さん系＆半熟キャバクラ 　最近知り合いが、中目黒にお姉さんキャバクラなるものをオープンさせて、結構な賑わいを見せています。ほか五反田は、熟女キャバクラよりはちょっと若い「半熟キャバクラ」の聖地とまで言われており、友人も足繁く通っておりました。実力的＆外見的はまだ充分現役でいけるし、昔六本木で活躍していたなんて栄光話も聞けて、しかも料金はお値ごろ。つまり、イチロー選手を格安価格で契約したマーリンズのオーナーのような気持ちになれるのです。「いいんだよ、キミは気の済むまでここにいて。オレがどんどん指名するから」と、まさにこんな気分でしょうか。 　お姉さん系＆半熟キャバにいるコは、ある意味大人です。ですから、話がまとまったら結果も早い。会って2回目ぐらいには、今後のプランを話して、「毎週同伴で、月2回でどうだ」みたいな条件闘争をしましょう。 　なんだかんだゴネだしたら、「ケリーバッグの産みの親、グレース・ケリーがゲーリー・クーパーと交際してたときは、年齢差28だぞ」と言い「いい女ほどオヤジ好きなんだ」とアピールしましょう。相手はその迫力に押されて、きっと前向きな商談をするはずです、ほんまかいな。 ■木村和久（きむらかずひさ）■ トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦
トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦。著書に『50歳からのかろやか人生』