スーパーカーは速さじゃない!オーナー40人が下したスーパーカーの命とは?
なぜ速さはどうでもいいか?
「スーパーカーという時点で速さは十分だから」
そう。遅いスーパーカーというのは基本的になく、ある程度の速さは保証されている。しかも速さを比較する場がない。それに対してデザインは見ただけでわかる!
スーパーカーには、平凡な日常では決して触れることのできない暴力的な美しさ、雲上界のエレガンスがある。それを求める者だけがスーパーカーを我が物にするのです。
2位のサウンドというのは、フェラーリに代表される美しい排気音のことで、デザインが視覚を刺激する美であるのに対して、聴覚を刺激する美ということ。スーパーカーオーナーの多くは、美を求めて買っていたんですよ!
3位のブランドは言わずもがな、フェラーリやランボルギーニ、ポルシェってのは名前だけでもすごいわけで、それが欲しいってことです。
で、4位がハンドリング、最下位が加速だったわけです。これがバブル期なら、おそらく1位加速、2位ハンドリングになったんじゃないか。当時のクルマ好きはみんな、何よりも速さを求めてたから! 時代は変わったんだとしみじみ思います。しみじみ。
⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1242542
かくいう私は、これまでフェラーリを10台乗り継いでおりますが、重視する項目は、1位サウンド、2位デザインです。速さなんかどうでもいいんですよ! 速いけど。というわけで、スーパーカーどころかペーパードライバーの読者のみなさまには、ちーともわからないことを親切に教えて差し上げましたので、感謝してください。
- 加速とブランド!それしかないでしょ!!
- デザインとブランド。これ以外興味ないです
- ブランドに決まってます。加速は……、3番目!
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
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