更新日:2022年08月28日 09:07
カーライフ

カーマニアでも走ってるクルマの名前が滅多にわからない! ウズベキスタンのクルマ事情

 中央アジア一の人口を誇り、サマルカンドなどの観光資源にも恵まれた国・ウズベキスタンに行って参りました! と言っても、ボンクラ読者諸君はまったく興味ないでしょうが、カーマニアとしては興味津々の国だったのです! なにせ、走ってるクルマの名前がほとんどわからない! 知らないクルマは滅多にないつもりだったけど、滅多に知ってるクルマが走ってない! これはすごい国だ!

ウズベキスタンで走っているクルマで、車種がわかるものが滅多にないことに驚愕! カーマニアとして不覚です。。。

 ウズベキスタンでは、走ってるクルマの95%くらいがシボレーブランドか、その前身である韓国の大宇ブランド(大宇GMの現地法人だったウズデウ製。現GMウズベキスタン)。シボレーと言っても、日本でもたまに見かけるコルベットやカマロはゼロで、マチス、スパーク、ネクシア、コバルト、ラセッティと言った、ほぼ見たことも聞いたことも興味もないどーでもいいクルマばっかり!  なぜなら、ウズベキスタンに乗用車工場を持っているのがGMウズベキスタンだけだから。輸入車には100%以上の高関税がかけられるので、このような、日本人が知らないシボレー車ばっかりの国になっているのです!  そんな中で、どう考えてもどこかで見覚えのあるクルマが走っている。それもかなり多数! あれはスズキの軽ワンボックス車エブリィではないか? かなり古いヤツだが。社名を見ると、シボレー(あるいは大宇)ダマスとなっている。これは一体ナニ?

どうでもいいシボレー車に混じって光輝くダマス

 実はこのクルマ、まさに2代目(先々々々代)エブリィだった! スズキは9年前までGM傘下にあったので、途上国ではシボレーや大宇ブランド等で、エブリィがバンバン売られているんだね(今でも)! 軽トラのキャリィもたまにいるし、少数ながらアルトもいるが、なにせエブリィ、じゃなかったダマスの数が圧倒的だ。

山間部でも大活躍のダマスとアルト

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ウズベキスタンでは大人気!
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中

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