東芝の次は?「5年以内に危ない企業」を大予測
戦後日本の高度成長を支えた神戸製鋼も厳しい状況にある。
「中国経済の失速による建設機械需要の減少、中国における過剰生産によって鋼材価格が低迷しているため、17年3月期の営業利益は前年比からなんと93%減の50億円に。高級鉱の技術では他社に先んじているという自負がある同社ですが、利益率が低いのが問題。技術力だけでは国際競争を生き残れない時代にあって、主力事業再建の明確なプランを描けない限り、今後の見通しは厳しいでしょう」(ブラック企業アナリスト・新田龍氏)
名門企業ゆえの歴史と伝統が足かせとなって、東芝の二の舞とならないよう祈りたい。
2/28発売の週刊SPA!に掲載されている特集『5年以内に[危ない会社]大予測』では、上記のような「ヤバいかもしれない企業」が実名で続々登場。「Amazonショック」「デフレ」「少子化」「オワコン」「経営者」などが要因となり、危ない会社化している企業とはいったいどこか?
【鈴木貴博氏】
事業戦略コンサルタント。百年コンサルティング代表取締役。ボストンコンサルティングで活躍後独立。近著に『10年後躍進する会社 潰れる会社』(KADOKAWA)
【新田龍氏】
ブラック企業問題専門家。働き方改革総合研究所株式会社代表取締役。近著に「ワタミの失敗 『善意の会社』がブラック企業と呼ばれた構造」(KADOKAWA)
<取材・文・撮影/週刊SPA!編集部>
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