恋愛・結婚

パパ活を始める“港区女子”たちは注意「“港区おじさん”の多くは非モテ、最悪ストーカー化も…」

本名を教えていないのにFacebook申請も

 LINEを無視し続けると、今度はSNSでの粘着行動が始まった。 「本名を教えていないのにfacebookで友達申請が届いた時点で危ないなとは思ったんです。最終的に公開設定にしてあるInstagramのアカウントを見つけてきて『昨日アップしていたお店、もしかして六本木の○○じゃないですか?僕とも今度行きましょう』『××というコメントをしている人は、もしかして彼氏なのでしょうか?』というようなメッセージがLINEに届くようになりました」  その後、有香さんは警察に相談。やっと連絡が途絶えたという。 「一番怖いなと感じたのは、お金を持っている彼らが本気を出せば、人を雇って女のコを監視させたり、住居や職場を特定することなんて容易いということでした。社会的身分があるから無茶はしないと高を括っていましたが、関係なかったですね」

港区おじさんは“金だけ”。港区女子は“顔だけ”。

 実は有香さんの周りには、同様の被害を受けた女性が少なくないという。 「マンションのポストに手書きのラブレターと一万円札が数十枚入っていた」(24歳・キャバクラ嬢) 「職場にバラの花束が届いた」(28歳・看護師) 「Facebookの友達申請を無視し続けていたら、投稿に何度もコメントしてきた」(25歳・事務職)  これらはすべて、港区のパーティで知り合った男性たちから受けた被害だ。港区おじさんというと、高級スーツに身を包み、スマートに女性をエスコートするイメージが強いが、有香さんによるとそんな男性は全体の1~2割に過ぎないという。 「大抵の港区おじさんは、元来非モテ。しかも『港区おじさん』という言葉が一般化してからは、派手な遊びをしてこなかった非モテ系金持ちにもパーティーの誘いが来るようになってしまったようです。そのため、今後はますます、こじらせ港区おじさんが増えていくと思います。彼らだって最初は、お金があるから女性が集まるという前提を理解していたはずなのに、チヤホヤされているうちに、だんだん忘れていくのでしょうね」  美女をはべらせていると、自分が選ぶ立場だと勘違いしていしまう男性も少なくない。歪んだ環境に身を置きながら、いざ一人にフォーカスした途端、まともな関係構築ができず、好意の押し付けや勘違いストーカーになる。  最後に有香さんは港区女子と港区おじさんのいびつな関係性を端的に次のような言葉で表してくれた。 「港区おじさんは、金だけ。港区女子は、顔だけ。どっちもどっちだけど、下手に関わると痛い目を見るんだと学びました」  まともに恋愛経験を積まなければ、最終的には女性に見捨てられる。金持ちの港区おじさんといえども、こればかりは他の男性と平等なよう。この季節、誰が幹事かわからないパーティーの誘いがLINEのメッセージで届いたりタイムラインで流れてくる。おいしい思いができると思い込んだ港区女子予備軍はぜひ注意してほしい。 <取材・文/日刊SPA!取材班>
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