更新日:2022年10月20日 22:43
仕事

どん詰まり人生が変わるかも? サクッと読めてタメになる物語系自己啓発書オススメ3冊【魂が燃えるビジネス】

3.『ディズニー7つの法則』(著トム・コネラン/日経BP社)

sasa1703 世界トップクラスの顧客満足度を誇るディズニー。その秘訣を学ぶため、職歴の異なる5人の男女がフロリダのディズニーワールドで研修を受ける、というのが物語のあらましです。  著者によると形式こそフィクションですが、書かれているエピソードはすべて実話とのこと。顧客が求める「夢」を壊さないために、細部にまで徹底的にこだわるディズニーの企業文化が学べます。 「仕事はお客さまのためにある」といっても、その一言だけでは実感できないのが人間のサガです。空疎なお題目ではなく、具体的なエピソードにこそ共感は芽生えます。読んでいて「まさかこれほどとは」とうなること請け合いです。  さらに注目なのが登場人物の一人であるドンです。彼は最初、ディズニーでの研修を時間の無駄だと考えています。しかし最後には考えをあらため、仕事に対する志を皆と一つにします。 「ひねくれものが仲間になって一致団結」という実にアメリカらしい展開ですが、きちんと感動させるのがさすがです。特に彼が中心となる最終章「情熱をもって」には、私たちがどう生きるべきかの指針となるでしょう。

まとめ.「自己啓発書から学ぶのは情熱(パッション)」

なぜ自己啓発書を読んでもうまくいかないのか?」でも言及しましたが、自己啓発書から学べるのはロジックだけではありません。ロジックの証明として語られる体験談にこそ真髄が詰まっています。  体験談には、著者が苦境に立たされた時、何をどう感じ、どうやって突破口を見つけたのか、その過程が語られています。そこに込められたパッションに触れられれば、「自分もやってやる!!」と行動力が湧いてきます。 『チーズはどこへ消えた?』と『仕事は楽しいかね?』は苦境から抜け出したいときに、『ディズニー7つの法則』はプラスアルファを求めているときにそれぞれ読むと内容がよくつかめるでしょう。想定している読者に違いはありますが、情熱と行動を伝えようとしているのは同じです。ぜひ参考にしてみてください。 佐々木【佐々木】 コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る
コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る」。著書『人生を変えるマインドレコーディング』(扶桑社)が発売中

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