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今買うべきWi-Fiルーターのオススメは? 家のネットが遅いのは古くなったルーターが原因

 自宅にインターネット回線を引いている人は、スマホやタブレットで使うためにWi-Fi(無線LAN)ルーターも利用していることだろう。もし、自宅に光回線を引いているのにWi-Fiが遅いと感じているなら、家のWi-Fiルーターが足を引っ張っている可能性がある。そんな時はWi-Fiルーターの買い替えを検討してみよう。

家で使っているWi-Fiルーターの性能をチェックしてみよう

ネット回線の通信速度に合わせてWi-Fiの規格を選ぼう!

 Wi-Fiの規格は20年以上前に生まれ、時代と共に進化してきた。規格名は「IEEE 802.11a」「IEEE 802.11b」などと付けられ、現在では「.11a/b/g/n/ac/ax」に準拠する製品が登場している。この「IEEE 802.11~」という文字列がわかりにくいということで、2018年には新呼称が規定された。「.11n」が「Wi-Fi 4」に、「.11ac」が「Wi-Fi 5」に、「.11ax」が「Wi-Fi 6」となった。  Wi-Fiは下位互換性を持っているので、最新のスマホやパソコンでも、「.11b」や「.11g」にも接続できる。そのため、古いWi-Fiルーターでも使い続けられてしまうと言う問題が起きるのだ。

Wi-Fiの規格

 こうしたWi-Fiは、規格ごとに最大接続速度が異なる。もちろん、新しい規格ほど高速通信が可能だ。例えば、「.11b」は最大11Mbpsとなっているが、実際に出るスピードは半分以下が普通だ。この半分の速度では1秒間に約0.7MBしかダウンロードできない。1GBのファイルを落とそうと思ったら、24分もかかる計算になる。実際は、さらに長い時間がかかることだろう。  最近のネット回線は1Gbpsや2Gbpsになっているし、フレッツ光クロスにいたっては10Gbpsと謳っている。それなのに、使っているのが「.11b」に対応しているWi-Fiルーターでは思いっきりボトルネックになってしまうのだ。「.11a」や「.11g」で54Mbpsもまったくもって遅すぎる。「.11n」で最大600Mbpsと実用的になっているが、それでもネット回線のほうが速いなら性能不足だ。1Gbps以上のネット回線を契約していて、「.11a/b/g/n」にしか対応していないWi-Fiルーターを使っている場合は、買い替えをオススメしたい。

コスパで考えるなら今は「Wi-Fi 5」規格がオススメ!

 オススメは、最大6.9Gbps通信が可能な「.11ac」こと「Wi-Fi 5」だ。もちろん、「.11ax」こと「Wi-Fi 6」のほうが、最大9.6Gbpsと高速だが、Wi-Fiルーターの価格がお高めなのだ。フレッツ光クロスを利用する予定があるなら、「Wi-Fi 6」対応製品のほうがよいが、通常は「Wi-Fi 5」対応製品で問題ないだろう。  ちなみに、amazonの売れ筋ランキング(6月27日時点)は、上位5機種は全部「Wi-Fi 5」対応製品だった。

amazonのWi-Fiルーターの売れ筋ランキング(6月27日時点)

 製品ページを見ればわかるのだが、まだ規格上の最大通信速度を出せる製品は出ていない。866Mbpsだったり、1733Mbpsだったりするが、古いWi-Fiルーターと比べれば段違いの速度が出る。

amazonで売れているバッファローの「Wi-Fi 5」対応ルーター「WSR-1166DHPL2/N」

 ちなみに、「Wi-Fi 6」対応製品は8位から登場するが、「WSR-5400AX6」が1万6280円となっている。最大4803Mbpsで通信できるが、やはり高い。10位の「TP-Link 11AX AX1500」は「Wi-Fi 6」対応ながら8000円と比較的安いが、最大1500Mbpsと遅いのであまり意味がない。

「Wi-Fi 6」対応の「WSR-5400AX6」(バッファロー)の価格は1万6280円

 なるべく安くWi-Fiの速度を改善するなら、「Wi-Fi 5」対応ルーターに乗り換えよう。予算をかけられるなら、「Wi-Fi 6」を選ぶのもあり。「.11a/b/g」のWi-Fiルーターを使っているなら、驚くほどのスピードアップを体験できるだろう。もし、動画配信サイトをWi-Fiで閲覧していたなら、速度アップにより高画質モードで再生されるかもしれない。  なお、Wi-Fiルーターはできるだけ家の中央で、高い位置に設置したい。できれば電波の干渉を避けるために、金属の扉や電子レンジの近くは避けたほうがいい。LANケーブルも古いものは破棄し、Wi-Fiルーターに付属しているものを利用しよう。お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「Wi杯」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
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