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“インスタ映え”させながら美味しく食べられるのものとは?

 右を向いても左を向いても「フォトジェニック」な昨今。インスタグラムに登録はしているものの、いまだ投稿数0の記者は、タイムラインに流れてくる“インスタ映え”する画像をただ眺めるだけ。「しょーもない」と口では言いつつも、羨ましいのが本音だ。これではいけないと、眩しいインスタライフを送ろうと試みるも、早速壁にぶち当たってしまった。 「一体何を撮ればいいんだ?」  加工アプリがものすごい進化を遂げているのは知っている。だが肝心の被写体を何にすればいいかわからない……。流行りのお店に行けばいいのか? いやぁ行列に並ぶのはごめんだ。それにインスタ映えのためにお金もかけたくない。  そんなわがまま放題の状態でいたところ、とある情報を小耳に挟んだ。どうやら昔流行った「ナタデココ」がインスタ映えに使えるらしい。アラサー記者にとってナタデココといえばヨーグルトやゼリーに入っているイメージしかない。美味しいとは思うが、正直インスタ映えするかどうかまったく想像ができない。  疑心暗鬼のまま調べていくと、ドリンクに入れて飲むということがわかった。しかも、ナタデココをそのまま入れるのではなく、フジッコが発売している「フルーツセラピー」というナタデココゼリーを入れるといいらしい。実際にインスタで検索してみると、試している人が意外と多い。いくつかのドリンクとフルーツセラピーを組み合わせることで、何パターンも作られている。しかも、組み合わせることで一段と味もおいしくなるという。“インスタ映えしながら、おいしく味わえる”ならやるしかない!  ということで、フジッコが男性向けに紹介していた組み合わせでさっそく作ってみた。 ちなみに、記者の性格は自他ともに認めるズボラ。自炊なんて数えるほどしかしていない。そんな記者でも簡単に作ることができた。それもそのはず、いい感じのグラスにドリンクを入れ、フルーツセラピーをクラッシュし乗せるだけなのだ。

アイスティー×グレープフルーツ味は、アイスティーをストレートでそのまま飲むよりも、ゴクゴク飲めた。というのも、甘さとフルーツの酸味がいい感じに混ざり、アイスティーの強めの甘みを中和してくれるからだ

オレンジ味の炭酸ジュース×オレンジ味は、組み合わせることによって濃縮還元の果汁100%ジュースのような濃厚さに!

クラフトビール×マンゴー味は、マンゴービールの味になり、また、食感があるからレッドアイのような飲みごたえに。重みのあるクラフトビールが、マイルドになり、深みが増した

 このように、インスタ映えするだけでなく、味もおいしい。最初は「合わないんじゃないか?」と疑っていたが、フルーツセラピーがアクセントとなっていつものドリンクが様変わりする。  ところで、ナタデココを国産で唯一生産しているメーカーが、あのフジッコであるのをご存知だろうか? フジッコといえば「おまめさん」などの豆や漬物などのイメージが強いが、なぜそんなフジッコがナタデココを生産しているのだろうか? 「ナタデココはココナッツミルクにナタ菌を加え、発行させて作るものなので、フジッコがそれまで漬物や納豆の製造などで培った発酵技術を応用して作ることができたんです」と語るのは、フジッコのブランド担当者。 「(ナタデココ製造用に)新たに専用工場を建てて万全の生産体制を備えたフジッコは、’90年代のナタデココブームには大きく売上を伸ばしました。しかし、ブームが去ると一転、厳しい状況に陥ります。工場を造ってしまった以上、事業を止めるわけにはいかず、新たな可能性を探りつつ製造を継続していました。そうした中、社内で新ジャンルの商品開発に乗り出すべきだという議論が活発になりました。フジッコの豆製品や昆布製品は夏場にどうしても苦戦する傾向があり、この時期の売り上げ確保が長年のビジネス課題だったんです。そこで出たアイデアが、ナタデココを使ったゼリー商品の開発、販売です」  その後、フジッコはフルーツセラピーを“ドリンクにかけて食べる”ことで商品をPR。結果、インスタで話題になっているというわけだ。たしかに、今回記者が試してみたように、ナタデココを使って“インスタ映えしながら、美味しく味わえる”ことが実証できた。しかも、手軽にできる。まあ、仮にインスタ映えしなくても、普通に美味しいので、ぜひお試しあれ! <取材・文/SPA!ながら部>
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