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同伴でも「余裕がある」って大切なんです――銀座最年少ママ桐島とうかの「漆黒革の手帳」

桐島とうか こんばんは。銀座にあるクラブモントレーでママをやらせて頂いている、桐島とうかです。本日は漆黒革の手帖の4ページ目、ある同伴のときのお話をさせて頂きます。  銀座のクラブにも同伴というシステムがあります。みなさまご存知かと思いますが、同伴とは出勤前にお客様と一緒に食事をし(ゴルフに行ったり観劇にでかけるというケースもあります)、その後で一緒にお店にいらしてもらうのです。銀座のクラブではヘルプの子(お客様を持っていない子)の場合でも、ママや、お客さんを抱えている「売り上げ」と呼ばれるキャストのお客様との同伴をしなければなりません。同伴ノルマというものが、大概の銀座のクラブにはあるのです。今回は、私が経験した同伴にまつわるエピソードです。 【某会社員・I様とのお話】 桐島ママ あるお客様の部下として、初めてお店に来てくださったI様。お店での印象は寡黙で、あまりお酒の席に慣れていないのかな、といった感じでした。私もお名刺は交換させて頂いたものの、何度か同席させて頂いている上司の方や、その取引席の方にばかり意識がいってしまい、I様とはあまり、お話しすることができませんでした。  しかし翌日、I様から頂いたお名刺に乗っていた会社アドレス宛に、お礼のメールを送ると、すぐに返信が来て、 「昨夜はありがとう。とうかさんは、同伴とかしてくれるのかな。忙しいかな。あと、お店の料金システムを教えてください」  と書かれていたのです。私はすぐに返事をしました。 「まあ、こんなに出会ったばかりでお誘い頂けるなんて……感謝です。○日はいかがでしょう。おひとり様ですと、席料とボトルを合わせて△万円くらいですね。」  ただ、このメールを送った直後に、この方がとっても若い方だというのを思い出し、もしかしたら断られてしまうかもと、不安になりました。  「ありがとう。何日の何時で。お店の下まで迎えにいくよ」  との返信に安心したのを覚えています。
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同伴で向かった先は…
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