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睡眠の質が悪くなるのはどっち? 寝る前の「スマホゲーム vs SNS」

 書店に並ぶ健康法をテーマにした本は、しばしばベストセラーになる。だが、巷にあふれる健康法は、サラリーマンが実践するのは難しい。食事の予算はあるし、仕事は多忙を極める……そんなサラリーマンのために今日から絶対に実践したい“マシ”な習慣を紹介する。
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アラームセットの流れで布団に入った瞬間にスマホを触ってしまうのが現代人の悪いクセ。一度アプリを開いてしまえばエンドレス……

寝る前にスマホゲームVS寝る前にSNS

「睡眠の質を上げるために寝る2時間前からスマホを触ってはいけない」  そんな提言を聞くことがあるが、それを実行できる現代人は少ないだろう。翌日のアラームをセットしたついでにSNSのタイムラインをチェック、さらにそこからスマホゲームやYouTubeへと展開……夜の“スマホ断ち”というのは、我々にとってかなりハードルが高い。ならば、スマホゲームとSNS、どちらがまだマシなのかは知っておきたいところだ。  「スマホゲームのほうがマズいです」とは、脳と運動のメカニズムに精通している精神科医・樺沢紫苑氏。 「寝る前は、“リラックス神経”である副交感神経が作用していないと睡眠に入れませんが、ゲームに夢中になっていると、ドーパミンやアドレナリンという脳を興奮させる物質が出て、交感神経が優位になってしまい寝つきが悪くなってしまうのです」  一方、エビデンスに基づくダイエットの方法を紹介するブロガー・鈴木祐氏は「SNSのほうが不健康」と語る。 「勝敗をつけるゲームは興奮作用がありますが、基本的に精神的な負担は少ない。それに比べSNSを見ていると、人間関係が絡む不特定多数の書き込みが多いため、ネガティブな感情が芽生えてしまい、精神衛生上よくないのです。とくにインスタグラムのキラキラとしたタイムラインを見ると、“非リアな自分”が際立ってしまいストレスが増すという実験結果が出た論文があります。それなら、ゲームなどバーチャルの世界でイライラしたほうがまだマシ。もしSNSをやるのなら、フォロワーをクローズにして、さらに本当に仲のいい人だけで、傷をなめ合うようなタイムラインにすればよいのでは」
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いずれも問題があるがどっちがマシ?
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