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現役東大生が実践する「最速で目標達成する方法」

「レベルアップ」を意識することが成長のカギとなる

 ここからはリアルな世界をゲーム化するためのコツをお伝えします。それは、自分の「レベル」を点数化することです。自分に何の力があって、何の力が不足しているのか、正確に把握することが大事ですが、これができている人は意外に少ないのではないでしょうか。  もちろん、試験の点数や偏差値といった指標はありますが、それは人間の能力のごく一部を可視化しただけに過ぎず、レベルとして捉えることのできる能力はほかにもたくさんあります。  たとえば、「頭はいいけど気難しいヤツと友達になりたい」と思ったら、そのために必要な能力を分析すると、「知力」と「コミュニケーション力」というものが思い浮かびます。そこから自分のレベルを考えてみると、やるべきことが見えてくることでしょう。  次にやることは、目標とするレベルに向けて自分を鍛える「ギャップ埋め」です。もし、「知力が足りない」と認識したのであれば、たとえば「本を読んで知力をあげる」ということに取り組んで知力を上げようと考えることができます。この「本を読む」という作業自体もゲームの一環と考えることができるため、“楽しみながら”かつ合理的に目標達成に向かうことができるでしょう。 現役東大生が実践する「最速で目標達成する方法」

簡単すぎるゲームと難しすぎるゲームはNG

 さらにゲームを楽しむためには、“ちょうどいい”レベル感が必要です。やはり簡単すぎると飽きてしまいますし、難しすぎるとやる気を失ってしまいます。そのため、「自分のレベルとゲームが合っていない」と感じたときには、「ゲームの更新」をしてみてください。  先ほど例に挙げた「頭はいいけど気難しいヤツと友達になりたい」という目標であれば、「1週間後までに」といった「制限」を設けたり、「親友と言えるまでの仲になる」といった「勝利条件」を厳しくしたりすると、ゲームのレベルを一段と上げることができます。  このようにゲーム自体も試行錯誤しながら変えていくことで、飽きることなく楽しむことができるでしょう。レベルアップし続けるためには、こうした姿勢が必要不可欠なのです。
(にしおか いっせい)東京大学3年生。偏差値35から2 浪後なんとか東大に合格。現在は東大書評誌『ひろば』編集長、「ドラゴン桜2 東大生プロジェクト『東龍門』」のプロジェクトリーダーなどを務める。著書『「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書』が12万部を突破。最新刊『東大式習慣「ゲーム化」でラクラク身につく<最強の効率術>』が発売中
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東大式習慣「ゲーム化」でラクラク身につく<最強の効率術>

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