上沼恵美子に噛みついた久保田らを「俺は批判できない…」と元M-1ファイナリスト
久保田らの言葉は最低だが…俺は批判できない
今回、「とろサーモン」久保田君と「スーパーマラドーナ」武智君が審査員である上沼さんを批判した動画を公開して、問題になっている。こういった動画を公開したこと、そして、「病気」に例えて批判したことは言語道断である。馬鹿野郎と言いたい。しかし、それ以外の部分について、俺は彼らを批判することはできない。 久保田君は、2017年の「M-1チャンピオン」なのだ。頂点を獲った芸人である。だから、今回、破れた芸人に対して、高みの見物を決め込んでいればよかったはず。しかし、彼はそれができなかった。彼もまた何度もがき苦しんでも、決勝の切符が手に入れられず、泥水をすするような芸人人生を歩んできたのだ。 だから、今、目の前で一敗地に塗れた芸人をほっておくわけにはいかなかったのだろう。誰よりも毒づき、彼らの溜飲を下げてあげて、立ち上がらせたいがための行為だったと思う。武智君も同期の激しい励ましに、嬉しさもあり、ほっておけず、間違った言葉を選んでしまった。その部分は猛省してもらいたい。
もう一度だけ、彼らにチャンスをあげてください
―[M-1グランプリ2018]―
1972年、大阪府生まれ。1992年、11期生としてNSC大阪校に入校。主な同期に「中川家」、ケンドーコバヤシ、たむらけんじ、陣内智則らがいる。NSC在学中にケンドーコバヤシと「松口VS小林」を結成。1995年に解散後、大上邦博と「ハリガネロック」を結成、「ABCお笑い新人グランプリ」など賞レースを席巻。その後も「第1回M-1グランプリ」準優勝、「第4回爆笑オンエアバトル チャンピオン大会」優勝などの実績を重ねるが、2014年にコンビを解散。著書『芸人迷子』![]() | 『芸人迷子』 島田紳助、松本人志、千原ジュニア、中川家、ケンドーコバヤシ、ブラックマヨネーズ……笑いの傑物たちとの日々の中で出会った「面白さ」と「悲しさ」を綴った入魂の迷走録。 ![]() |
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『芸人迷子』 島田紳助、松本人志、千原ジュニア、中川家、ケンドーコバヤシ、ブラックマヨネーズ……笑いの傑物たちとの日々の中で出会った「面白さ」と「悲しさ」を綴った入魂の迷走録。 ![]() |
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