更新日:2023年03月12日 08:47
カーライフ

電気自動車を買うなら激安テスラか? 高性能版リーフか? EVコスパ対決

 不肖、ワタクシの愛車“エリート特急”ことBMW320dは、満タンだと航続距離1000km以上と表示されます。そんなディーゼルユーザーからすれば、「EVなんてまだまだ乗れたもんじゃない!」と思っていたけれど、リーフe+はカタログ航続距離570km(JC08モード)だとか。「それがホントならスゲエ!」というわけで、さっそく高性能版リーフに乗ってみました オートクラブMJブロンディ改め永福ランプ=文 Text by Shimizu Souichi 池之平昌信=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu

初代に比べたら普通のクルマ並みに。リーフの進化に目頭が熱くなりました

 思えば8年前、リーフが最初に発売された時は、航続距離は実質100kmちょいでした……。  カタログ上は200kmだったけど、それは逆立ちしてもムリな神業で、がんばって140km、エアコンを入れたら120km、電欠エンコを避けるマージンを取ると100km。満充電状態でも、ガソリン車なら燃料警告灯が点いてるような状態だったのです。  しかも買って数年後には、電池の劣化で航続距離が実質80kmになることも。初代リーフの中古車、全国の中古車店で激安販売中ですぜ!
オートクラブ

最近、都内で見かける日産リーフは2代目ばかりですが、たまに初代を見かけると、思わず「まだ走れるのか!」と感動を覚えます。ちなみに、初代に使われている電池容量24kWhの交換用バッテリーは新品が65万円、中古(再生品)が30万円となっております(工賃別)

 そんな初代リーフの初期モデルは、電池容量24kWh、モーター出力は80kWでした。  それが、今度のリーフe+は、電池容量62kWhh、モーター出力は160kW。それぞれ2.6倍と2倍になっております!  初代リーフは、満充電時に表示される航続可能距離が160kmくらいだったけど、今回はなんと477kmと出たあ! これには目頭が熱くなりました。日産はがんばったんだねえ……。
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初代と比べると本当に立派になった!
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中

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