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発達障害の夫に悩みカサンドラ症候群に。1年で10kg痩せるも「夫は心配してくれない」

 仕事や家庭などさまざまな場面で感じる「生きづらさ」が日本人に蔓延している。30~55歳までの男女2000人を対象にしたアンケート調査でも64.5%の人が生きづらいと感じている現代社会。もはや国民病とも言える、その病理に迫る!
明石信子さん

明石信子さん(仮名・40歳)友人に悩みを打ち明けたこともあるが、「そのうち直るかもよ」と理解してもらえなかったそう。相談できる相手は一人もいない

生きづらさは感染する? カサンドラ症候群とは?

 当事者だけでなく、彼らの「生きづらさ」を理解しようと努めた側も思わぬ生きづらさに直面してしまうケースがある。 「結婚して6年の夫がASD(自閉症スペクトラム障害)のグレーゾーンなのですが、会話が続かない、心を通わせられないことが徐々に私のストレスとなってきて……。心労から1年で10kgも痩せたのですが、それでも夫は私を心配してくれません」  そう語るのはパート勤務の主婦、明石信子さん(仮名・40歳)。こうした症状は「カサンドラ症候群」と呼ばれ、ASD当事者の家族やパートナーなど身近な人が、当事者とコミュニケーションがうまく築けないことによるストレスで陥る二次障害のことを指す。 「少し変わった人だな、と思うところはあっても、結婚するまでは優しい人でした。仕事中や外出先では気が張っているのか何事も人並み程度にはこなせるのですが、家のなかではスイッチが切れたように話かけても返事は『はい』『いいえ』のみ。趣味であるテレビゲームに没頭している間は話しかけても返事さえありません」
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これ以上いると私がダメになる……
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発達障害グレーゾーン

徹底した当事者取材! 発達障害“ブーム"の裏で生まれる「グレーゾーン」に迫る

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