走りと燃費は東大王のヤリスハイブリッド。中古しか興味ない人間も欲しくなる理由は?
でも、カタチがイヤ……。色もエグいのが多いから毒虫っぽくて、刺されたら絶対カユくなりそう!
「前のヴィッツに比べれば月とスッポン、ぜんぜんいいじゃないですか!」(担当K)
前のヴィッツは問題外だったけど、ヤリスのガツガツした見た目も、優等生のボクにはダメなんです。内装の安っぽさも耐えられない~!
「内装はまあ安っぽいですけど、走ると楽しくて、そういうことは忘れます! トヨタのハイブリッドの進化はすごい! これはいいクルマだ!」(担当K)
確かにヤリスハイブリッドは後を引く。ピュンピュン走って高得点(低燃費)出しまくり! ヤリスハイブリッドに乗ってると、慶応が精一杯だったボクちゃんも東大王気分! でも、テレビのイケメン東大王たちと違って、ヤリスはモテさなそうな気が……。
「なにイヤミ言ってんですか! 中古車しか興味がないワタクシでも、ヤリスハイブリッドなら新車買う意味があると思いましたよ!」(担当K)
実は私も、ヤリスハイブリッドが欲しくなっているのです。モテなくてもいい、東大王になりたい!
「還暦近いオッサンが何やったってモテるわけがないでしょ!」(担当K)
だとしたら私はヤリスハイブリッドに乗って、東大王になるべきなのでしょうか。迷うわ~。
【結論!】
走りと燃費は東大王、見た目は毒虫、内装はカプセルホテル。この起伏の激しさに、カーマニアの心は揺れ動きます。全体にバランスのいい新型フィットと好対照ながら、後を引くのは絶対ヤリス!
―[道路交通ジャーナリスト清水草一]―
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中 1
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