更新日:2023年05月24日 16:13
カーライフ

走りと燃費は東大王のヤリスハイブリッド。中古しか興味ない人間も欲しくなる理由は?

 でも、カタチがイヤ……。色もエグいのが多いから毒虫っぽくて、刺されたら絶対カユくなりそう! 「前のヴィッツに比べれば月とスッポン、ぜんぜんいいじゃないですか!」(担当K)  前のヴィッツは問題外だったけど、ヤリスのガツガツした見た目も、優等生のボクにはダメなんです。内装の安っぽさも耐えられない~! 「内装はまあ安っぽいですけど、走ると楽しくて、そういうことは忘れます! トヨタのハイブリッドの進化はすごい! これはいいクルマだ!」(担当K)  確かにヤリスハイブリッドは後を引く。ピュンピュン走って高得点(低燃費)出しまくり! ヤリスハイブリッドに乗ってると、慶応が精一杯だったボクちゃんも東大王気分! でも、テレビのイケメン東大王たちと違って、ヤリスはモテさなそうな気が……。 「なにイヤミ言ってんですか! 中古車しか興味がないワタクシでも、ヤリスハイブリッドなら新車買う意味があると思いましたよ!」(担当K)  実は私も、ヤリスハイブリッドが欲しくなっているのです。モテなくてもいい、東大王になりたい! 「還暦近いオッサンが何やったってモテるわけがないでしょ!」(担当K)  だとしたら私はヤリスハイブリッドに乗って、東大王になるべきなのでしょうか。迷うわ~。
オートクラブ

ヤリスはトヨタの世界戦略車でライバルは欧州コンパクトカー。最初は気になった内装のチープさも、ハイブリッドモデルのあまりの良さに最後はどうでもよくなってきました

【結論!】 走りと燃費は東大王、見た目は毒虫、内装はカプセルホテル。この起伏の激しさに、カーマニアの心は揺れ動きます。全体にバランスのいい新型フィットと好対照ながら、後を引くのは絶対ヤリス!
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
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