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実は「体育会系」な東大生。学力以上に彼らが優れているのは…

学業以外の取り組みを通じて育まれる「意志の強さ」

 たとえば、僕の周囲には生徒会活動などの課外活動を率先して行ってきた東大生が非常に多い。僕も中学、高校と生徒会長を務めましたが、「生徒会長経験者」の比率はかなり高いように思えます。  さらに生徒会以外にも部活動に打ち込んでいた人もたくさんいます。僕も中学、高校時代は部活三昧の生活を送っており、忙しい時期だと、朝は7時前に集合して朝練、そこから当時の最終下校時刻であった20時まで居残って練習を続けていました。  中学生から高校生にかけての頃は部活だけで生きていた人間だったので、こんな生活を1年365日のうち、340日ほど続けていました。 東大 部活以外にも何かに打ち込み続けた経験がある人はたくさんいます。  僕の友人には町興しプロジェクトのひとつとして、自分の住んでいる町全体を巻き込んでギネス記録にチャレンジする企画を先導したような人もいれば、自分の大好きな哲学や数学を極めて、哲学オリンピックや数学オリンピックに本選出場を果たしたような人もいます。  彼らに共通するのは、「何かに打ち込み続けた経験がある」ということです。一つのことに熱心に打ち込み続けるというのは実はとても大変なこと。どんなに好きなことだとしても、昼夜を問わずに熱中できることは案外、少なかったりします。  ある一つのことに熱中するということは、それを何よりも優先してやり遂げようという意志の強さが必要になるからです。しかし、ここで得られた「意志の強さ」は、特に受験勉強で役に立ちます
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「勉強の才能」以上に受験勉強で大切なこと
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