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年金はやっぱり払い損になる? 年金受給額を84%アップさせる方法も

 少子化が進む今、毎月年金を払ってはいるけど本当に将来もらえるの? よく理解しないまま、社会人人生を歩んでいないだろうか。今回は気になる「年金」と「退職金」についての話をマイエフピー代表取締役の横山光昭氏にわかりやすく解説してもらった。年収500万円のサラリーマン・御金無男くんと一緒に「お金の基本」を学んでいこう! ※御金無男(おかねなしお)……年収500万円のサラリーマン・45歳、妻と10歳と12歳の子が2人。妻と合わせて世帯年収は600万円ほど。将来はなんとなく不安だが、その日を生きるので精いっぱいで貯金もない

年金はいくらもらえる?老後に必要なお金の話

年金

納付状況を確認できる「ねんきん定期便」。45歳は節目の年齢で圧着はがきではなく封書で届く。間違えてゴミ箱に捨てないように

 老後の生活に欠かせない年金。本当にもらえるのか? その金額は? FPの横山光昭氏に聞いてみた。 無男:僕らが払ってる年金って自分のためじゃないんですよね? 横山:賦課方式と言って、日本では現役世代が払ったお金で今の高齢者を支える制度になってます。 無男:日本なんて少子化でヤバいんだから、払い損になるのでは? 横山:年金が将来もらえないことは絶対ないし、死ぬまでもらえるから老後一番安定した収入源となります。「長生きリスクに備える保険」という側面もあって、長生きすればお金的にはプラスです。

老後が短いと損する?

無男:長生きかあ。老後が短いと損ってことですよね。 横山:そこは健康第一で(笑)。たとえ長生きできなくても、遺族は遺族年金を受け取れますよ。条件はありますが、無男さんがもし亡くなったら、奥さんとお子さんは遺族基礎年金(78万1700円+2人目までそれぞれ22万4900円)と遺族厚生年金(無男さんがもらえるはずだった額の4分の3)を年額で受け取ることができます。 無男:そしたら、少し安心です! 横山:そもそも今までどれくらい年金を納付したか、将来いくら年金がもらえるか把握してますか? 無男:全く把握しておりません。 横山:年1回届く「ねんきん定期便」で納付状況を確認できます。50歳未満だと将来もらえる年金額の記載がないので、無男さんの年金を概算してみました。年金の計算式は複雑ですが、だいたい給料の15%を毎月支払って、厚生年金なら会社が半分負担。このままの年収でいけば65歳から月15万円はもらえます。77歳以上生きれば、元は十分取れますね。
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国民年金の受給額は、78万1700円×保険料納付月数÷480(国民年金を納付可能な最長月数)で求められる。ここに、厚生年金の受給額、平均年収×加入年数×0.005481(年金額を算出のための係数)を足せば、会社員の年間受給額に

無男:77歳なら生きられるかなあ。
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75歳までの繰り上げ受給で年金受給額84%アップ!?
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