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『呪術廻戦』五条悟は「営業マンとしても優秀」と話し方のプロが考える理由

「茈」の話術をプレゼンに取り入れる

営業マン さらに「蒼」と「赫」を組み合わせた「茈」の話術を繰り広げることで、インパクト抜群のプレゼンを行うことができます。例を挙げましょう。 「話を上達するには、相手の考えを理解することが必要です。そうだと思いませんか?」 「原稿を棒読みすることはやめましょう。棒読みされるとつまらないですよね?」 「視覚的な要素もいれましょう。声だけ聞いていると寝ちゃいそうになりませんか?」  このように自分から情報を発信しながら、相手にも考えてもらう高度な合わせ技が「茈」です。ぜひ試してみてください、効果がありそうだと思いませんか?  また、「蒼」と「赫」のように、正反対の要素を組み合わせる話術は商品を販売するときなどにも役立ちます。プラスとマイナス、メリットとデメリットの両方を伝えるような話し方です。

「マイナスなこと」も伝えるメリット

 たとえば、「値段が高いが、いい味です」「手間はかかりますが、その分、効果は抜群です」といったよういに、伝えるととても誠実に伝えられます。 「マイナスなことを言いたくない場面で、あえてマイナス面を伝えることでプラスとなす」、まさに術式反転ですね。  悪い面を隠し、いい面だけを強調して販売したとしましょう。もし、相手があとからそれに気づいたら、どんな気分になると思いますか? 「騙された!」となりますよね。それこそ「呪い」が発生していしまいます。  ましてや今やSNSの発達している時代ですから、すぐに悪い情報が展開してしまうでしょう。ですから、真逆の内容も伝えることは必要な伝え方だといえます。
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『呪術廻戦』から学べること
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