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今の就活 昔と比べてココが違う!

今の就活生は会社説明会の予約を取るのも大変なんです

 今の就活生は30社、40社受けて当たり前。ただ、それでも内定取れる学生は5社とか、せいぜい10社も受ければ取れるんです。そういう学生はどの企業も欲しい人材なので奪い合いになったりして。要は、内定取れる学生と取れない学生の二極化が進んでるんですね。

 バブル時代と比べて間違いなく大変なのは書類の多さ。’90年代後半にエントリーシートという文化が出てきて、これが各社、形式がバラバラなんです。だから、50社エントリーするなら50通りの書類を書かなきゃいけない。しかも、志望動機や自己PRとは別に、「あなたが一番泣いたのはどんなときですか?」とか「わが社のモットーは創造と挑戦です。大学時代にあなたが創造と挑戦の精神でやったことを教えてください」なんて質問がある。あと、写真も面倒くさくて、普通の顔写真以外に「あなたの大学時代の最高だった瞬間を示す写真を送れ」とか「一番笑ったときの写真を送れ」とかね。会社説明会の予約を取るのも大変で、サイトが更新されたらお知らせしてくれる機能を使ってキャンセル枠を取るとか、もう「チケットぴあか!」って感じですよ。

 それから就職活動の長期化も問題。バブル時代はせいぜい5月から10月の半年ぐらいだったのが、今は3年生の6月頃からスタートして1年以上になることもあり、学生の負担はかなり大きいですね。

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石渡嶺司

1975年生まれ。ライター、大学ジャーナリスト。著書『就活のバカヤロー』ほか。6月に原作を務めた就活マンガ『就活のバカタレ!』(PHP研究所)刊行予定


取材・文/石島律子 漆原直行 昌谷大介 イラスト/坂本千明 取材協力/メディアパーク

― 学生を接待漬けに![バブル就活]バカ回顧録【11】 ―




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