キキララ、こえだちゃん…30over女子を魅了する“懐古系おもちゃ”の魅力
子どもの遊びに大人が熱中してしまう例は昔から絶えないが、最近は特にその動きが顕著だ。大人が本気でハマる「子どものおもちゃ」の魅力を、ドハマり中の大きなお友達の声から探ってみた
◆世代を超え新旧ファンを虜にする、懐古系おもちゃの魅力に迫る
大人たちが子ども時代にはやった懐かしのおもちゃ、その進化系やリバイバル版もまた世代を超えて大ウケしている。
今30代オーバーの女子の心を鷲掴みにしているのが、サンリオのキキララや美少女戦士セーラームーン、こえだちゃんにクリィーミーマミなどのリバイバルもの。
「子ども時代は欲しくてもあまり買ってもらえなかったから、今になってグッズを買い占めちゃう。くすぶり続けた不満が一気に爆発してるんです」(32歳・OL)
このような幼少期の思い出と大人の経済力をうまく突いたリバイバルヒットをはじめ、ミニ四駆やベーゴマを元にしたベイブレードなど進化を遂げることで何度もブームを起こしている玩具もある。
「どれだけ進化をしても、元は自分が子どもの頃に熱中した玩具なので入りやすいんですよね。子どもは尊敬の眼差しで見てくれるし、何より共通の話題が持てるのが嬉しい。もちろん大人も昔はなかったベイブレードや最新のミニ四駆の細かな構造にどハマりして、結局子どもそっちのけで夢中になっています(笑)」(39歳・会社員)
ノスタルジックな思いに浸りつつ、最新の構造が少年心を絶妙にくすぐる。各地で行われているそれぞれの大会には、子ども以上に夢中になる大人の姿も多い。大人たちだけでSNSを介して情報共有も行っているという。
ほんのひと時でも童心に帰ることができる懐古系玩具。今後もこのブームはさらに過熱するだろう。
取材・文/青山由佳
― 大人がハマる[子どものおもちゃ]偏愛図鑑【6】 ―
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