メタボ、ED、うつ…男性にもある更年期障害のサイン
何だか体調が優れない、やる気が出ない。それは男性更年期障害(LOH症候群)の可能性あり。ホルモンバランスの崩れによる更年期障害は、女性のみならず男性にもあることが近年明らかになっている。
「男性ホルモン(テストステロン)は加齢とともに減少します。その影響が心身に表れる人が増えるのは40歳前後からです」
そう話すのは渋谷駅前クリニック院長(浜松町第一クリニックグループ)の木下隆央氏。
また、田中病院院長・田中優子氏によると、LOH症候群の男性は日本に約600万人いるという。
「男性ホルモンはストレスでも低下します。そのため40歳前後に昇進や子供の教育問題、親の介護などが重なり、発症する人も多いです。具体的にはメタボ、ED、うつ病などの症状が表れ、各種病気のリスクも高まることで死期が早まるほか、精神面が不安定になることで離婚に至る例もあります」
◆メタボ体形も更年期の表れ
「しばしば疲れを感じる」「関節や筋肉が痛む」「筋力の低下」なども男性更年期障害に多く見られる症状の一つだ。
「男性ホルモンのテストステロンには、筋肉を増強する役割もあります。そのため男性更年期障害によりテストステロンが減少すれば、筋肉は自然と落ちていき、疲れのたまりやすい体になりますね。逆に筋肉量を増やしておくことは、男性更年期障害の予防にもなります。ニワトリと卵のような関係ですが、日常的に筋力トレーニングや有酸素運動をしていない人は、相対的に男性更年期障害のリスクが高いと言えます」(木下氏)
また筋肉量が減れば、基礎代謝も低下するので、太りやすくなる。
「その意味で、男性更年期障害の人はメタボリックシンドロームにもなりやすいといえます。メタボとなれば、糖尿病、高血圧症などの生活習慣病のリスクも高まりますし、男性更年期では免疫機能も低下するのでがん発症の可能性も上がります」(田中氏)
「俺ももう年だからな……」と放置している症状の多くが、実は男性更年期のサインというわけだ。
◆心臓の異常は更年期の可能性
また男性ホルモンの低下は動脈硬化も促進してしまう。
「動脈硬化の症状がもっとも早く表れるのは、血管の細い陰茎です。そのためEDや『尿が近い』といった症状も、男性更年期障害の一つのサインといえるでしょう。そのまま動脈硬化が進行すれば、心筋梗塞や脳卒中のリスクも相対的に高まっていきます」(田中氏)
そのため「心臓がバクバクする」といった症状も、男性更年期障害の兆候の一つ。心臓の異常、痛みを訴える症状は、その典型例といえるだろう。また女性の更年期に多く見られる体のほてりや、のぼせからくる集中力低下などは、男性の更年期障害でも見られるそうだ。
「中には心臓の病気と診断されて、病院をたらい回しにされる方もいます。心臓の異常が他の症状と併発している場合は、男性更年期の治療をしているクリニックに行くようにしましょう」(同)
【木下隆央氏】
(浜松町第一クリニックグループ)渋谷駅前クリニック院長。1960年生まれ。日本医科大学卒業。日本医科大学付属武蔵小杉病院麻酔科、海老名総合病院 麻酔科部長、横浜旭中央総合病院 麻酔科部長・手術室長を歴任。医学博士、厚生労働省麻酔科標榜医、日本麻酔科学会認定医(元指導医)。「セックスにブランクはよくない! 何もしないのではなくED治療薬でポジティブに」http://www.viagra-h1.com/
【田中優子氏】
長期療養型病床「田中病院」院長。1952年生まれ、名古屋市出身。愛知医科大学卒業後、名古屋大学皮膚科に入局。研修後、名古屋第一日赤病院に赴任。結婚のため三重県に移住。長期療養型病床「田中病院」に皮膚科を新設。公益社団法人・日本女医会理事、日本医療福祉学会の評議員を務める。著書に『女医が教える老化を止める美肌術』(扶桑社刊)がある。http://www.tanaka-byoin.jp/
「男性ホルモン(テストステロン)は加齢とともに減少します。その影響が心身に表れる人が増えるのは40歳前後からです」
そう話すのは渋谷駅前クリニック院長(浜松町第一クリニックグループ)の木下隆央氏。
また、田中病院院長・田中優子氏によると、LOH症候群の男性は日本に約600万人いるという。
「男性ホルモンはストレスでも低下します。そのため40歳前後に昇進や子供の教育問題、親の介護などが重なり、発症する人も多いです。具体的にはメタボ、ED、うつ病などの症状が表れ、各種病気のリスクも高まることで死期が早まるほか、精神面が不安定になることで離婚に至る例もあります」
◆メタボ体形も更年期の表れ
「しばしば疲れを感じる」「関節や筋肉が痛む」「筋力の低下」なども男性更年期障害に多く見られる症状の一つだ。
「男性ホルモンのテストステロンには、筋肉を増強する役割もあります。そのため男性更年期障害によりテストステロンが減少すれば、筋肉は自然と落ちていき、疲れのたまりやすい体になりますね。逆に筋肉量を増やしておくことは、男性更年期障害の予防にもなります。ニワトリと卵のような関係ですが、日常的に筋力トレーニングや有酸素運動をしていない人は、相対的に男性更年期障害のリスクが高いと言えます」(木下氏)
また筋肉量が減れば、基礎代謝も低下するので、太りやすくなる。
「その意味で、男性更年期障害の人はメタボリックシンドロームにもなりやすいといえます。メタボとなれば、糖尿病、高血圧症などの生活習慣病のリスクも高まりますし、男性更年期では免疫機能も低下するのでがん発症の可能性も上がります」(田中氏)
「俺ももう年だからな……」と放置している症状の多くが、実は男性更年期のサインというわけだ。
◆心臓の異常は更年期の可能性
また男性ホルモンの低下は動脈硬化も促進してしまう。
「動脈硬化の症状がもっとも早く表れるのは、血管の細い陰茎です。そのためEDや『尿が近い』といった症状も、男性更年期障害の一つのサインといえるでしょう。そのまま動脈硬化が進行すれば、心筋梗塞や脳卒中のリスクも相対的に高まっていきます」(田中氏)
そのため「心臓がバクバクする」といった症状も、男性更年期障害の兆候の一つ。心臓の異常、痛みを訴える症状は、その典型例といえるだろう。また女性の更年期に多く見られる体のほてりや、のぼせからくる集中力低下などは、男性の更年期障害でも見られるそうだ。
「中には心臓の病気と診断されて、病院をたらい回しにされる方もいます。心臓の異常が他の症状と併発している場合は、男性更年期の治療をしているクリニックに行くようにしましょう」(同)
【木下隆央氏】
(浜松町第一クリニックグループ)渋谷駅前クリニック院長。1960年生まれ。日本医科大学卒業。日本医科大学付属武蔵小杉病院麻酔科、海老名総合病院 麻酔科部長、横浜旭中央総合病院 麻酔科部長・手術室長を歴任。医学博士、厚生労働省麻酔科標榜医、日本麻酔科学会認定医(元指導医)。「セックスにブランクはよくない! 何もしないのではなくED治療薬でポジティブに」http://www.viagra-h1.com/
【田中優子氏】
長期療養型病床「田中病院」院長。1952年生まれ、名古屋市出身。愛知医科大学卒業後、名古屋大学皮膚科に入局。研修後、名古屋第一日赤病院に赴任。結婚のため三重県に移住。長期療養型病床「田中病院」に皮膚科を新設。公益社団法人・日本女医会理事、日本医療福祉学会の評議員を務める。著書に『女医が教える老化を止める美肌術』(扶桑社刊)がある。http://www.tanaka-byoin.jp/
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