「住んだら地獄」な街ランキング――TVのイメージとは大違い!? 買い物が不便、週末は大渋滞…
タワマンが林立する再開発エリアに、メディアで話題の人気スポット……。憧れの街も実情は「ヤバかった」なんてことも。そこで、首都圏の「ヤバい街」を徹底調査。ジャンル別にランキング化して紹介していく!
各メディアが取り上げるような「人気スポットに住んでみたい」と浮かれた気持ちで引っ越したら、生活に不便。快適なイメージとは、かけ離れた地獄のような街はどこなのか。今回、匿名を条件に答えてくれた不動産コンサルタントのA氏に「住んだら地獄な街」の特徴を聞いてみると、
「①生活に必要最低限な商業施設が少なく、夜も暗く活気がない。②不動産の資産価値が落ちる可能性が高い。③災害発生時のリスクが大きい」の3点を挙げてくれた。
そのうえで、ランキングをSPA!編集部で作成(※下記参照)。第1位に輝いたのは“谷根千ブーム”で人気の台東区谷中だ。
「昨年引っ越しましたが、生活するには最悪の街。夜が早く20時にはほとんどの店が閉まり、外食できる店の選択肢も少ない。土日はブームのせいで人でごった返し、昼間は外に出ることもできません」(20代・谷中在住女性)
前出のA氏も谷中には辛辣な評価を下す。
「墓が多く、全体的に街が暗い。女性が夜歩くのは怖いでしょう」
谷中同様、メディアが伝えるイメージとの格差が激しいのが、2位の鎌倉だ。風光明媚な景色は何度も映画などで取り上げられているが、地獄度は年々増している。
「週末は観光客の車で鎌倉街道が大渋滞。本来なら15分足らずで着く鎌倉から北鎌倉間に2時間かかることも」(在住歴9年の男性)
結果、週末は地元民が“避難”するケースも珍しくないのだとか。
「子供を遊ばせるためにわざわざ平塚の公園に行ってます」(同)
観光地が地獄ならば、閑散とした郊外も地獄。不動産コンサルタントの長嶋修氏は、埼玉県郊外の春日部市を挙げる。『クレヨンしんちゃん』の舞台として有名な同市は、ゆったりとした郊外暮らしに向いている気もするが……。
「駅前は老人のみで閑散としています。昨年市内のロビンソン百貨店がつぶれ、若者の市外への流出が止まりません。事実、’00年を境に人口は激減。固定資産税と地方税収入は県内最下位です。不動産の資産価値が下がる可能性が高いです」
老人ばかりといえば、南北線の白金高輪もイメージ負けしているという。「シロガネーゼと言いますが、実態はババアだらけ。夜は早いし、高級料理店ばかり。そもそも、本来の白金は『白金台』のことですから場所も違う」(A氏)。
千葉県からは海浜幕張がランクインした。
「住宅地のコンビニは2軒のみで、どちらも23時に閉まるので不便。週末は路駐がひどいです」(幕張在住歴27年・女性)と不満の声が。
人気に釣られて住めば、とんだ地獄が待っている。
<住んだら地獄な街ランキング>
1位 谷中……夜は早く、店がほぼ閉まって真っ暗
2位 鎌倉……尋常じゃない車渋滞に地元民は困惑
3位 春日部……若者は市外で遊ぶため、老人ばかり
4位 白金高輪……夜は早く、人通りも少ない
5位 幕張……治安は悪くないが、迷惑な路駐だらけ
― 首都圏[ヤバい街]ランキング ―
TVドラマや旅番組のイメージとは大違い!
ハッシュタグ