デジタル

時代に負け「消えていくデジモノ」たち。ガラケーの生産終了で郷愁を感じるユーザーも

毎年、さまざまな製品やサービスが現れては消えていくIT業界。昨年も“業界の巨人”に歯が立たずに敗れ去ったデジモノ・サービスが数々あった――

「消えかけ」編…ガラケーの生産終了であの懐かしグッズも消滅

 フィーチャーフォン、いわゆるガラケーが’17年をめどに製造終了になる……というニュースは大きな衝撃をもって迎えられた。とはいえ、近年では部品そのものが調達しにくくなっており、製造終了は時間の問題だったといえる。 「ガラケーの使い勝手は、“ガラホ”などと呼ばれるAndroidフィーチャーフォンに受け継がれますが、このまま消えていく周辺機器に郷愁を感じるユーザーもいますね。例えば、平型ジャック式のイヤホンなどは家電量販店でも置いている店が少なくなっています」(モバイル評論家・法林岳之氏)  新しめのガラケーではBluetoothを搭載していないモデルも多く、平型ジャック式イヤホンが手に入らないのは割と死活問題。
ガラケー専用の平型ジャック式イヤホン

ガラケー専用の平型ジャック式イヤホン

 パソコンでは、かつては必須機能とされた「TVチューナー付き」のモデルが年々減少の傾向。 「特にノートPCではほぼ見かけなくなりました。以前は“書斎用のサブTV”的な使われ方をすることも多かったのですが、いまやTV視聴は完全にスマホやタブレットに移行。そんな流れを反映しているといえます」(ITライターのコヤマタカヒロ氏)  ’11年の地デジ移行で録画制限が増えたのも衰退の原因か。「価格コム」の検索でもノートPCの現行品のヒットはゼロ、TVチューナー付きPCはもはや絶滅危惧種だ。
TVチューナー付きPCはもはや絶滅危惧種

TVチューナー付きPC

― 追悼「消えるデジモノ・サービス」 ―
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