高学歴社員は生きづらい!? プライドが人生を狂わせることも
もう学歴社会ではない――。各企業は就活生向けに「学歴フィルター」なるものを廃止したと声高に叫び、ほとんどの社会人は忙しなく働く日々に、学歴を意識する機会は少ないと言えるだろう。しかし、先日話題となった「ショーンK学歴詐称騒動」は、「職場における学歴」を改めて意識させるきっかけとなった。それはコンサル業界という特殊な世界だけでなく、一般の職場でも同様。その典型的な例が高学歴大学出身者が高卒者の職場で働くケースだ。「学歴ミスマッチ」が発生する職場では学歴が気になり、真綿のように人生を狂わせていく。
偏差値68もある上智大学法学部を卒業後、東京の広告代理店で契約社員として働いたのち、36歳で父親が役員を務める金属製造メーカーにコネ入社。「周りの社員は高卒ばかり」という労働環境で働く田宮正義さん(38歳)もそんな一人だ。
週刊SPA!5/3・10合併号に掲載されている大特集『[高学歴貧者]の正体』にも登場している田宮さんは「誌面では伝えきれなかったですが、高卒社員のレベルの低さはツッコミどころ満載ですよ」と話す。
「まず出社時にコンビニ袋でくるんですよ。しかも、中身はおにぎりとその日発売された漫画誌。確かにデスクワークでも営業でもなく、工場勤務だから持ってくるものといえば弁当ぐらいしかないんですが、それでも会社ですよ! 会社にコンビニ袋で来ますかね」
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