「由奈ちゃんはさ、休日なにしてるの？」 　毎週金曜日と土曜日の週2回は合コンに行くという都内在住のOL、広瀬由奈(仮名・26歳・世田谷区在住・日本女子大卒)さん。彼女によると、合コン中に男性がこの質問をしただけで、その男性は「論外」だと結論つけてしまうのだとか。 「7月の海の日前の金曜日、ある商社の29歳と渋谷で合コンしたんです。見た目はまあまあイケメンだったのに、一杯目のあとから『休日は何してるの？』って聞いてきて。会話中にいきなりこの質問を出されて、この男はつまらないヤツだと判断しました」 　なんと、定番の話題である休日の質問がNGだったのだ。 　いったい、なぜ？ 　これは、広瀬さんに限らず、少なくない女性が共有する男性への不満に端を発する問題だった。 「そのときはちょっとカッコつけてダイビングって答えたんですけど、こういうアクティブな趣味は、多くても1～2ヶ月に1回だし。話題を振られても初心者なので何も語れなかったんです。普段の休日なんて、大半の女子は本当は何もしてないんですよ。特にひとり暮らしの場合、掃除とか洗濯するだけで1日終わっちゃうことも多い。だから、合コンで男性から休日なにしてるかって聞かれるのは意外と困るんです」 　それはおまえだけだろと言いたいところだが、休日の過ごし方にかんする質問には会話の盛り上がりに不可欠なある視点が欠けているというのが広瀬さんの弁だ。 「休日の過ごし方って、ふわっとした質問だけだと何を聞きたいのか、会話がどこに向かってるのかぜんぜんわからないのがダメなんですよね。この人、会話を続ける気があるのかな？って思っちゃいます」 　ではどのような会話をすればいいのだろうか？　広瀬さんの合コン仲間とは以下のような結論が出ているという。 「たとえば『休みの日はどこで飲んでるの？』って聞いてくれたらまだOKなんです。これなら、女のコの好みを探ってくれていて、そのうち二人で飲みに行く流れをつくりたいのかな？って想像できます。あとは、コアすぎなければ逆に自分の趣味を語ってくれるのもアリです。話題がハッキリしてれば、こっちも乗っかって質問したりすればいいだけなので。とにかく、合コン中に会話の着地点が見えない質問だけは勘弁してほしいですね」 　つまり、ベタな質問でも会話がどこに向かおうとしているのかわからない質問は合コン中では忌避されるということだ。