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ダイエットに根性論はいらない!――メンタリストDaiGoדパレオな男”

糖質制限はホルモンが分泌されて一時的にテンションが上がるだけ

Yu:そう言っていただけると、うれしいです。というのは、自分も昔から同じことを考えていまして。今回の『一生リバウンドしないパレオダイエットの教科書』をまとめるときも、エビデンス・ベースでいくことは意識していました。というのも僕自身、過去には糖質制限ダイエットなどで散々手痛い目に遭っているんです。糖質制限に代表される既存のダイエット方法というのは、一瞬だけテンションが上がるんですね。ところが続けていると、そのテンションがグーンと下がる時期がやってくる。なにせ、ものすごくストレスがかかっていますし。 ――それは、いわゆるリバウンドという状態ですか? Yu:いや、リバウンドとも違うんです。もっとメンタルの問題。結局、ダイエットで重要なのはメンタルの部分ですから。たしかに糖質制限ダイエットとかやっていると、カテコールアミンというホルモンが体内から分泌されて、天下を獲ったような気分になるんですよ。でも、それは長く続く性質のものではない。身体に耐性ができてしまいますからね。 DaiGo:よく糖質制限は「2ヶ月で効果が出る!」みたいに謳われていますけど、あれは要するに「2ヶ月しか持たない」ということでもあるんです。テンションが上がっている時期は2ヶ月だけということであって。そこでYuさんが主張しているのは、“太らないメンタルを作る方法”なんですよ。 Yu:なぜ人は太るのか? それは脳が暴走しているケースが多いと思うんです。その暴走を自力で止めるという行為がダイエットで、すなわちそれはメンタルのコントロールということになってくる。 ――パレオダイエットでは、旧石器時代の生活に戻ることを提唱しています。大昔の狩猟採集民族は、今のダイエッターみたいにストイックな食事制限はしていなかったですよね。
Suzuki

「2か月で痩せるダイエットなんて、リバウンドしてくださいと言っているようなものです」(Suzuki氏)

Yu:そこはポイントなんですよ。「ダイエット=制限」みたいな風潮が今はあるけど、それ自体がそもそも大きな矛盾をはらむ発想というか……。 DaiGo:糖質を制限すると、脳が働かなくなってくる。脳が働かないと、痩せた姿をイメージし、その目標に向かって筋道を立てて行動することができなくなる。そもそもここ数十年で、人間の身体が急激に進化したということはないですよね。基本的には昔のまんま。昔の生活っていうのは徒歩5分のところにコンビニがあるわけじゃないし、そこでポテチを買うこともできない。昔の環境下だったら、自然に健康を保てるというのがパレオダイエットの根本的な考え方なんです。 Yu:完璧な解説! 僕のほうから改めて加える要素は何ひとつないです(笑)。そもそもパレオダイエットは、根性論とは明確に違うんですよ。「食べたいものを我慢する」という発想ではなく、「高カロリーのものを食べたいと思わなくなる」という状態にしていくのであって。
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「食べたいのを我慢する」のではない
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一生リバウンドしないパレオダイエットの教科書

「食う・寝る・動く」だけで痩せていく。野生の体力を取り戻すパレオ(狩猟民族)ダイエット

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