“秋でもTシャツおじさん”に女性から「キモい」の声…男性が反論、ファッション関係者のアドバイスも
今年の夏は、Tシャツ+短パン=短パンおじさんに合わせるべきアイテムとして流行した。だが、サコッシュを使っておけばオールオッケーではない!?
「サコッシュ自体はまだ大丈夫です。とはいえ、気を付けるべき点があります。それは素材感。メッシュタイプだと夏に後退してしまう。これからはウールやレザーなどで秋にシフトしましょう」(吉田氏)
明治大学商学部卒業後、金融機関を経て、渋谷系ファッション雑誌『men’s egg』編集部員に。その後はフリーランスとして様々な雑誌や書籍・ムック・Webメディアで経験を積み、現在は紙・Webを問わない“二刀流”の編集記者。若者カルチャーから社会問題、芸能人などのエンタメ系まで幅広く取材する。X(旧Twitter):@FujiiAtsutoshi
また、メンズファッションやライフスタイル雑誌などで活動するライター、金井幸男氏はこのように語る。
「無難なのは薄手のシャツを羽織ることかと。もちろん、ビジネス用の白シャツではありません。ギンガムチェックやパッチワークといった、カジュアル度数の高い1枚を。無地白T×ジーパンのプチ部屋着に加えるだけで、クリーン&シーズナルなルックスになるでしょう。ボタンは基本的に全開けか、2~3つ留めるくらいで。ボトムスに旬要素を込めても良いですね。細みのスウェットパンツが昨年あたりから流行中です。着てみると案外なんにでも合わせられるので、デニム感覚で取り入れてみては?」
さらに、忘れてはいけないのが「小物」だという。金井氏がこう続ける。
「特におすすめなのがサングラスです。お馴染みレイバンのウェイファーラーあたりをかければ、いつものTシャツスタイルだって数段レベルアップ。セレブなノリにオシャレへの意識まで感じさせ、肌着で外出しているなんて思わせません。同様にハットを被るのも有効でしょう。欲を言えば足元にも注意。ボロボロのスニーカーはやめて、手入れされたブーツをチョイスすべき。グッと引き締まった印象になり、季節感だって申し分なくアピールできますよ」
最後に、アパレル系の広告を扱う女性(20代後半)の意見。
「いまの季節で言えば、Tシャツ1枚のおじさんより、まだネルシャツばっかり着ている理工系大学生のほうがぶっちゃけマシですよね(※あくまでイメージ)。あと、おじさんがよく失敗しがちなのは、10月に入ったらいきなりダウンジャケットとか重たいアウターを着ちゃうこと。中間的なアイテムを持っていないんですよ。着れる期間は短いかもしれませんが、軽いアウターを羽織っていると季節感があってオシャレに見えます。学生とは異なり、おじさんたちは働いていて、お金がないワケではないはず。それなりに良いブランドのブルゾンなどを1枚もっていると全然違うと思いますよ」
<取材・文/藤井敦年>1
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