自己破産、投資サギ、クビ…破滅した3人の社長から学んだこと
その後、私はもうボスはいらないとも思いましたが、ボスのいない人生もそれはそれでハリがないものです。
それから私は納得ができないまま、とりあえずボスができてはまた失ってを繰り返していきました。そして、しばらく経ってからあることに気づいたのです。
詐欺のボスは、私が人生で詐欺に遭わないようになるために出会った人。
従業員をけなすボスは、私がまわりの人を大切にできるようになるために出会った人。
借金王のボスは、私がギャンブルではなくて地に足をつけて商売ができるようになるために出会った人。
どのボスもミニオンズだった私にとっては、その時代時代に必要な人たちでした。すべてのボスが私に学ばせてくれた人だったのです。
完璧で強いボスなど、どこにも存在しません。でも、そのとき直感でボスだと思った人から、ひとつ学べればそれで十分なのです。
あなたも、あなたにとって何かひとつでも学びとなりそうなボスを探してみてくださいね。<文/内野彩華>
―[歌舞伎町流「欲望のすヽめ」]―
新宿歌舞伎町キャバクラ「アップスグループ」オーナー。株式会社アップス代表取締役社長。津田塾大学卒業。25歳のとき、当時勤めていた外資系IT企業をやめて、歌舞伎町にキャバクラを開業。現在、歌舞伎町にキャバクラを4店舗、銀座にクラブを2店舗展開するまでに。キャバ嬢の育成やキャバクラの立ち上げ、経営改善のコンサルティングなども行い、グループ年商は10億円にもおよぶ。著書『劣等感を力に変える 成り上がる女の法則』が発売中
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