更新日:2018年12月07日 21:33
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「最後のクラウンらしいクラウン」は何代目? ワゴンも直6エンジンもハイブリッドもラインナップ

気になる11代目クラウンの中古車価格は?

 この11代目の次にデビューしたゼロクラウンから、クラウンの見た目が大きく変化しましたが、ゼロクラウンはクラウンらしくないと言われ、この11代目クラウンは「最後のクラウンらしいクラウン」と評価されていたことがありました。しかし、今となってはそれが古く見えるということに作用してしまっているらしく、中古車価格はあまり高くありません。

11代目は、クラウンの快適性を損なうことなく、見事にワゴン化している

 クラウンには「ちょうど安くなる世代」というのが存在しますが、2018年現在におけるそれは、まさにこの11代目クラウンだといえます。11代目クラウンは、アスリートVを除くと程度が良く、キレイで、走行距離も少ない車両が総額30万円程度で手に入ります。ただしアスリートVは例外で、特にワゴンは例外中の例外といえるほど相場は高いです。走行距離が5万km程度の程度の良い個体かつ、人気のある後期モデルなら150万円程度であっても不思議ではありません。  いずれにしろ、この世代の高級車は、今の時代のクルマと同じ感じで普段使いできるため、8代目クラウンのような旧車感はなく、普段使いの1台として十分活躍してくれるのが良いとも評価できます。  以上、11代目クラウンの特徴をお伝えしましたが、11代目は今の時代でも普段使いできるかつ、8代目に共通するような“世界中探してもこれに似たクルマはない”というような個性があるクルマだと思います。  このようなクルマが安く買える今、下駄車としてこの11代目クラウンを使うのは人生における贅沢といえるかもしれません。
1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある

もう新品は買うな!もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう

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