日産ノート販売1位は天変地異!平凡な実用車が無敵のプリウスに勝ったのはゴーン被告のおかげ?
―[道路交通ジャーナリスト清水草一]―
昨年(2018年)の自動車国内販売台数のうち、軽を除く普通車(登録車)の販売ランキングで、日産ノートが日産車として史上初めて、暦年ナンバー1を記録した。
60年代には、国内販売シェア3割以上をマークして、トヨタと僅差の勝負を展開してきた日産だが、サニーやブルーバードが売れまくっていた時代も、暦年ナンバー1の座は常にトヨタにさらわれていた。
それが今ごろになって、無敵を誇ったプリウスに打ち勝ち、ポコッと1位の座を獲得するなんて天変地異。このニュースを、東京拘置所にいるゴーン被告はどんな思いで聞いたのか。
ノートの1位がどれくらい天変地異か、日産の国内販売状況を見ればよくわかる。
「日産車ってぜんぜん売れてないんでしょ?」の誤解
ハイブリッドカーは日本でしか人気がないが日本では大人気
ノートの大躍進は「eパワー」にあり!

―[道路交通ジャーナリスト清水草一]―
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
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