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年収1200万円だったのに会社を辞めてみた。脱サラの明暗を分けるものは?

利益より信用を継続していくことが重要

会社を辞めました 独立してからの業績は4年連続で右肩上がりだとか。同業界では独立して失敗するケースも多いが、彼はその差をどう感じているのか。 「僕の場合、一人で稼ぐという意識より、利益を分配してみんなでやりましょうというスタンスです。大手だと看板もあるし、自信過剰になりがちですけど、独立したら誰もついてこないパターンはよくあること。一匹狼では誰もフォローしてくれないし、すぐに悪い噂が広まって長続きはしません。その場で得られる利益より信用を継続していくことが重要ですから」  長く付き合う仕事仲間に目を向けているという高橋さん。そんな彼はバツ1で再婚しているが、「唯一しくじってしまったのは女性関係ぐらいですかね」と笑う。 「飲みに行くことも多いし、独立すればオンとオフの切り替えもなくなる。飲みの席で仕事に繫がることも多いんです。今の奥さんは事務作業をしてもらったり、会社の仕事もやってもらっているので感謝してます。カードを持っていると使っちゃうので限度額は頑なに広げてもらえないですけどね」  今後の展望を聞くと、「今より大きくするつもりはない」と話す。「やっぱり仲間と話していると、現場プレーヤーでいられるのは45歳が限界かなと。だからこそチームプレーが必要で、自分の身の丈以上のことをしようとは思わないですね。周りに支えてもらって、今があると思ってますから」  脱サラの明暗は看板が外れた際の人間性が重要なのかもしれない。 <成功の3か条> ・取引先は「狭く深く」する ・会社の看板抜きの人付き合い ・独立後こそチームプレー <取材・文/週刊SPA!編集部> ※週刊SPA!5/28日発売号「[ルポ]会社を辞めました!」特集より
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週刊SPA!6/4号(5/28発売)

表紙の人/ 吉岡里帆

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