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ダメだった飲食店のお酒のテイクアウトが新型コロナでOKに。そのカラクリは?

バーテンダーが作ったカクテルの販売は現状ダメ!

 もちろん、酒類の仕入れと販売はきちんと報告しなければならないので、記帳の義務が発生します。企業であれば当然していると思いますが、個人事業だとざっくり処理していることもあるので注意が必要です。量り売りは可能ですが、詰め替え販売をする場合は別途手続きが必要です。例えば、ウイスキーを勝手に小瓶に分けて売るのはNGです。  ちなみにバーテンダーが作ったカクテルを販売するのは、今のところNGです。例えば、ウォッカにオレンジジュースを入れてスクリュードライバーを作る場合、これは酒類の製造に当たります。本来であれば、酒類製造免許が必要であるところ、消費の直前に混和する時には適用しない、という例外があるので、お店で飲んでもらうのはOKなのです。もちろん、小分けの届けを出したうえ、材料をバラバラに販売するのはOKです。酒販免許と同様、カクテルも特例で緩和されることを期待します。

店頭で作ったカクテルを持ち帰りやデリバリーのために販売するのには別の免許が必要になります

お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
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