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オススメは味噌汁!鰹節問屋に聞いた「料理の味が上がる簡単な出汁取り法」

そもそも出汁は何に使えるのか? オススメの使い方は……

 さて、完成した出汁ですが、一体何に使えるのでしょう。鰹節問屋さんに聞いても、ネットを見ても、「出汁は何にでも使える」という答えが返ってきます。しかし、粉末ダシに慣れている現代人には、そう言われてもピンときません。  確かに、出汁はいろいろなものに使えるのですが、そういった使い方をするためには、薄口と濃口醤油を揃えたり、良いみりんがあったほうが良いでしょう。  けれども、味噌汁であればそのようなものを用意せずに、簡単にできてしまいます。作った出汁に味噌を溶かし、豆腐とわかめを入れるだけで、いつもとは「全然違う味噌汁」を堪能できてしまうのです。  味噌汁こそ、最も手軽にも関わらず、普段との「差」を感じやすいと思います。味噌汁用の簡単出汁パックはスーパーやネットなどでもたくさん売られていますが、私はそれら商品は、たとえ大人気のものだったとしても、自分で引いた出汁にはかなわないと思います。

本格出汁取りで、生活がワンランクあがるお味噌汁

 なお、味噌汁の他にも比較的簡単なものとして、すき焼き用の割り下などがありますが、みりんのアルコール分をチャッカマンで火をつけて飛ばすなど一工夫が必要です。うまくできたときのすき焼きは最高の味になるのですが、成功確率は100%ではありません。  それに対してオリジナル出汁からの味噌汁は失敗することがほぼないので、簡単でおいしくできてオススメです。  味噌汁だけでも、自分で引いた出汁から作ると生活がレベルアップすると思います。特に、自粛生活で家にいることが増えた男性は、奥さんの邪魔にならないように味噌汁だけ作るとかがオススメですし、独身女性も「得意料理は肉じゃがです」というときに、さり気なく出汁取りできたら、得意料理感がグッと増すと思います。
1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある

もう新品は買うな!もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう

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