年末年始はオリジナルの「関西風すき焼き」で女ゴコロをゲットせよ!
―[山田ゴメス]―
年末年始、カウントダウンや新年会を建て前に、「女子を呼んでホームパーティ」なんてプランを企てている“がっつき男子”に朗報!「コイツを作れば120%落とせる!」という必殺の簡単&ゴージャスな料理があるという。その名も「関西風ゴメすき」! 今回は提唱者である「モテるためだけの懲り過ぎない料理評論家」山田ゴメス氏が特別に動画付きでレシピを大公開してくれた!!(インタビュアーもゴメス記者というスタイルでおおくりします)
――「関西風ゴメすき」とは、結局のところ「すき焼き」のことですか?
山田ゴメス(以下、ゴメス):そのとおりです。
――かなり普通ですね。
ゴメス:いやいや、それがわりと普通じゃなかったりするんですよ。
――昔、『美味しんぼ』の海原雄山が、某すき焼き屋で「せめて魯山人風すき焼きくらい作ってみろ!」と、店主にインネンをつけていましたが、その「魯山人風すき焼き」くらい“普通じゃない”んですか?
ゴメス:いや、そこまで大層なもんでもありません。
――その程度の“普通じゃなさ”で、はたして女子のハートを掴めるのでしょうか?
ゴメス:間違いなく掴めます。ボクはこの「関西風ゴメすき」で、両手の指だと数えきれないほどの女子を虜にしたという実績がありますから。
――ほう!
ゴメス:まあ、そのうちの8割くらいにはちゃっかり食い逃げされちゃったりしたんですけどね(笑)。でも「全員に大好評だった」とは自信を持って断言できます!
――ほう……。
ゴメス:ポイントは「関西風」にあります。誰でも女子を「家に○○食べに来ない?」って誘うとき、軽く「これこれこーいう具材を使って、こー作るから絶品なのよ」なんて予告編的なことを相手に伝えますよね? もう、その段階でどの女子もが「わー、食べてみた~い(ハートマーク)」みたいな感じになっちゃう!
――では、その“予告編”を女子にプレゼンテーションするときと同じようにやってみてください。
ゴメス:ゴメすきは割り下を使わないの。最高級の肉に醤油と和三盆の砂糖、それにビールを隠し味にかけて、あとは野菜やしらたきとかから出てくる水分を割り下代わりに食べるの。京都の有名な老舗すき焼き専門店『三○亭』のレシピを応用してみたの。どうよ! ソソられない?
――たしかに、「割り下を使わない」「ビールをかける」あたりは、けっこう斬新かも。
ゴメス:でしょでしょ? 市販の甘~い割り下で食べるすき焼きより、ずっとアッサリしていて、なんぼでも食べられる!
――わかりました。とりあえず、このへんでレシピを紹介してもらいましょう。
●関西風ゴメすき:レシピ
【材料(2~3人分)】
・牛肉(100g千円以上) 400~500g
・醤油 適量
・砂糖(和三盆か沖縄産黒砂糖)適量
・ビール 適量
・牛脂 2欠片ほど
・卵 4~6個ほど
・山椒 適量
・一味唐辛子 適量
・焼き豆腐 一斤
・しらたき 1袋
・生麩(必須!) 1袋
・長ネギ 1本ほど
・きのこ類(何でも可。今回はブラウンエノキで) 適量
・山菜(もしくはタケノコ) 適量
・芹・三つ葉(違う野菜でも可。ただしクセの強いものがベター) 適量
6.1~5を何度か繰り返してから、今度は肉のとなりに、それ以外の具材を適量まんべんなく入れる 7.↑の具材にも醤油・砂糖・ビールを適量ぶっかける 8.残ったら白米に乗せて牛丼に (甘味が足りなければ砂糖を加える、味が薄ければ醤油を加える、味が濃ければビールを加える) ⇒【動画】http://youtu.be/g7S0UzLVzmM
――さっきから気になっているんですけど、「適量」があまりに多すぎるのでは? っていうか、「レシピ」と呼ぶにはあまりに適当すぎるのでは? ゴメス:そう? これくらいアバウトなほうが料理慣れしていない男子でも気軽にチャレンジできると思うんだけど……。それにさあ、毎回こーやって目分量でやっても、不思議なことに最後はいつも同じ味になるんだよね~。 ――全然役に立たないアドバイス、ありがとうございます! <取材・文/山田ゴメス> 【山田ゴメス】 1962年大阪府生まれ。マルチライター。エロからファッション、音楽&美術評論まで幅広く精通。西紋啓詞名義でイラストレーターとしても活躍。また『解決!ナイナイアンサー』のクセ者相談員の一人でもある。日刊SPA!ではブログ「50にして未だ不惑に到らず!」(https://nikkan-spa.jp/gomesu)も配信中。著書『クレヨンしんちゃん たのしいお仕事図鑑』(双葉社)も好評発売中!大阪府生まれ。年齢非公開。関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッション・学年誌・音楽&美術評論・人工衛星・AI、さらには漫画原作…まで、記名・無記名、紙・ネットを問わず、偏った幅広さを持ち味としながら、草野球をこよなく愛し、年間80試合以上に出場するライター兼コラムニスト&イラストレーターであり、「ネットニュースパトローラー(NNP)」の肩書きも併せ持つ。『「モテ」と「非モテ」の脳科学~おじさんの恋はなぜ報われないのか~』(ワニブックスPLUS新書)ほか、著書は覆面のものを含めると50冊を超える。保有資格は「HSP(ハイリー・センシテブ・パーソンズ)カウンセラー」「温泉マイスター」「合コンマスター」など
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