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端末1円、通信&通話料無料…楽天モバイル「Rakuten Mini」を試してみた

楽天モバイルの無料回線を試してみた!

 楽天モバイルUN-LIMITは、パートナーエリアではKDDI回線を使い、月に5GBまで通信できるが、楽天モバイルのエリアでは無制限で利用できる。  無料なのだから、性能が低いのかというとそうでもない。筆者の環境では96MBbpsという速度が出た。十分すぎる。Wi-Fi接続だと5GHzを利用すると230Mbps出ていた。ちなみに、2.4GHz帯のアクセスポイントにつなぐと41Mbpsしか出なかったので、遅いと思ったらチェックしてみよう。

通信速度は96Mbpsと上々

 そして、筆者の最大の狙いであるテザリングにもチャレンジ。Wi-Fiアクセスポイントの設定で、アクセスポイント名とパスワードを設定。手持ちのiPhone 11の通信回線を切り、Wi-Fiでこのアクセスポイントに接続して速度を計測してみた。  結果は33Mbpsとボチボチだったが、ブラウジングや動画閲覧にはまったく問題ないレベル。Wi-Fi接続のタブレットやノートPCを外出先で利用する際に活躍してくれることだろう。  バッテリーの容量が約1250mAhと小さいので、稼働時間は約5.4時間。モバイルルーターとして利用するなら、USB Type-C接続のモバイルバッテリーも持っていたほうが安心だ。

Wi-Fiアクセスポイントを有効にする

Wi-Fiで接続した別の端末で通信速度を計測したところ、33Mbpsという結果に

「Rakuten Mini」と「Rakuten UN-LIMIT」の組み合わせなら、「Rakuten Link」が使えるのもポイントだ。楽天モバイルの契約社が利用できる通話アプリで、メッセージやSMSに加えて、通話料まで無料というもの。AndroidアプリのみでiOS版は用意されていないが、なかなかの大サービスと言える。こちらも、もちろんサクッと利用できた。

「Rakuten Link」でSMSや通話も無料!

 通信料も通話料はタダ、端末は1円というのは本当だった。もちろん送料や契約手数料は発生したが、それだけ。驚きの大盤振る舞いだ。 「Rakuten Mini」の1円キャンペーンは6月17日まで、「Rakuten UN-LIMIT」の1年無料キャンペーンは300万人までとリミットがある。この機会に、スマホ料金を節約したり、2台目スマホを欲しかったり、モバイルルーターを探していた人は、キャンペーンが終わる前に検討してみることをオススメする。
お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
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