お金

一軒あたり月5万円の家賃収入。中古ワンルーム投資が不況下でも手堅いワケ

注意点は維持費と税金

 ただし、当然ながら注意点も。 「中古区分マンションは初心者向けとはいえ、返済ギリギリのローンをはめ込んだ価格で売り込む売買仲介業者もいるので注意してください。維持費と税金を払っても収支がプラスで回り続けなければ、運営する意味がありません。  共用部の修繕積立金も一部屋あたり100万~200万円くらいあると安心です。区分なら過去の大規模修繕履歴や修繕金の積み立て状況は建物管理会社が記録しているので、物件取得前には必ず売買仲介業者から入手してください」
40歳の(新)投資戦略

敬遠されがちな3点ユニットだが「適正家賃を設定すれば問題ない」と芦沢氏。洗浄便座やアメニティを設置して他物件と差別化する

40歳の(新)投資戦略

過去にリストラされた経験

 そんな芦沢氏だが、実は過去に不況でリストラされた経験を持つ。 「ITバブル崩壊で解雇になっても家族を路頭に迷わせずに済んだのは、家賃収入があったからです。毎月の給料以外に安定収入があるのとないのでは、経済的にも精神的にも大きく違ってきます」  一室分の賃料5万円が、将来は大きな保障になるかもしれない。 【芦沢 晃氏】 不動産投資家。「中古区分・現金買い」に特化して3億円以上の資産を築いた大家歴25年の投資家。著書に『少額現金ではじめる!「中古1Rマンション」堅実投資術』(ごま書房新社) <取材・文/週刊SPA!編集部>
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