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延命のGT-R、アリア登場で再注目のリーフ…侮れない日産の底力

SUV型のEVが登場!

日産オートクラブ

アリアは容量65kwhと90kwhのバッテリーを搭載。もっとも航続可能距離が長い仕様では1回の充電で最大610㎞(WLTCモード前提の社内測定値)を走行可能。

 しかしこうして見ると、日産というメーカーは「ダメダメだ」、「もう倒産寸前だ」とボロクソ言われているわりには、意外と頑張っているし、その底力は侮れない。  たしかにEVの分野では、せっかくリーフで世界をリードしたのに、あっという間にテスラにブチ抜かれ、現在はVWやルノー、中国メーカーにもゴボウ抜きにされ、今や周回遅れだ。日本の家電や半導体業界ソックリの惨状である。  しかし、この状況を打破するため、日産は6月、新型EV「アリア」を発売する。その性能はというと、加速や航続距離、急速充電速度など、おおむね「テスラ・モデル3」とイーブンになる。はやりのSUVタイプで、デザインも悪くない。

デザイン、スペックも十分だが……

日産オートクラブ 日産オートクラブ  ただし価格も上昇する。日本では、補助金を含めて最安400万円台に納まるらしいが、車両価格は500万円オーバー。テスラ・モデル3の最安モデルが434万円なので、それよりかなり高い。  今さらテスラより高いEVを売り出して、どれくらい売れるんだろうか? 日本ではともかく、海外ではあんまり通用しないのでは……。
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久しぶりにリーフに乗ってみたら…
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